ファイナンシャルプランナーができることを、FP2級取得者が解説!

ファイナンシャルプランナーができることを、FP2級取得者が解説!

【2020年4月17日更新】

ファイナンシャルプランナーの資格は、

できることと、できないことが明確にされています!

せっかく資格を取得しても、やりたかった仕事ができない…なんてことにならないためにも、最初に理解しておきたいことですね!

それに、

FPができることと、できないことはテストに出ます!!

出題率が100%に近いくらいで、点数の稼ぎどころです!絶対に理解しておきましょう!

この記事の筆者について
2級をいきなり受験できることを知らずに、3級を独学で取得!その後、2級取得を目指すも、独学の限界を感じ通信講座を利用して2級FPを取得!その時に調べた【通信講座の選び方】や【勉強方法】を、経験談をもとに紹介していきます!

ファイナンシャルプランナーができることは?

ファイナンシャルプランナーはお金に関する幅広い知識が必要で、他の資格(宅建や保険販売人など)と内容が被る部分も多いのが特徴です!

それぞれの資格との関係や、FPができること・できないことを理解しておくことが大切です!

ファイナンシャルプランナーは、お金に関する様々な悩みや、お金を通じた夢の実現をサポートするのが目的です!

試験範囲は、

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業継承

の6分野ですが、このほかにも貯金や家計のやりくり、教育資金や結婚資金などなど。

お金には様々な悩みがありますよね。

このように、上記6分野+お金の悩みを解決するための『提案書』を作成したり、『一般的な法律や税金の説明』が、FPにできることです!

一般的な説明にとどめることが重要!

あくまでも一般的な説明にとどめなければなりません。

たとえば、金融資産運用に関しては相談者に代わって取引をすることなどはできません!

相談者から質問があったら、仕組みなどをレクチャーして、個別具体的なことについては、それぞれの専門の機関に相談に行くように促すようにします。

提案書の作成がFPの腕のみせどころ!

提案書とは、相談者の

  • 家族構成
  • 資産状況
  • ライフイベント
  • キャッシュフロー表

などを明らかにし、問題点や解決策を提案するものです。

具体的にどういったものかは、日本FP協会の提案書(サンプル)で確認できるので1度見てみましょう!イメージがつきやすくなります。

個人の相談者もいれば、中小企業の経営者の相談者もいます。

日本では、まだまだFPに相談することのハードルは高いですが、アメリカのように今後は相談者が増えていくと思われます。

ファイナンシャルプランナーができないこと

ファイナンシャルプランナーになったからといって、お金に関する業務を全てできるわけではありません。

むしろ、できないことの方が圧倒的に多いんです!

FP資格がなくてもファイナンシャルプランナーになれる!

ぶっちゃけ、資格がなくてもファイナンシャルプランナーを名乗ることができるんです。

テレビを見ていると『〇〇アドバイザー』や、『〇〇プランナー』といった肩書を持つ人って多いですよね。

FPもこれと同じで、資格がなくても名乗れちゃうんです!

『じゃあ、資格取る意味ないじゃん!』

と思うかもしれませんが、資格には『信用』があります!

よくわかんないファイナンシャルプランナーよりも、『2級ファイナンシャルプランナー』って名刺にあったほうが信用度は高くなりますね!

それに、就職や転職時に国家資格として堂々と記入することができるのも資格の強みです!

FPには独占的な業務がない!

  1. 確定申告の代理など、各種税金に関する届け出の作成には、『税理士資格』、
  2. 法律に関する相談業務には『弁護士資格』
  3. 保険の募集や販売には、『保険募集人』
  4. 金融商品の販売、助言、代理は『金融商品取引業者に登録』
  5. 裁定請求書などの書類の作成・手続きには『社労士資格』
  6. 宅地や建物の売買には『宅建資格』

というように、FPの試験範囲の内容のことでも、FPとは別の資格や登録が必要になります。

逆に言うと、

『この仕事はFP資格がないとできない!』というものがないんです!

独占業務がないのが、FP資格の大きなデメリットになるんです。

3級と2級、AFPでできることの違いはあるの?

基本的に違いはありません!

そもそも、資格がなくてもファイナンシャルプランナーを名乗れるくらいなので、級によってできることに差がないんですね。

とは言っても、実際には大きな差が出てきます!

信頼性が全然違う!

たとえば、ライフプランの相談をするときにFP2級とFP3級だったらどっちに相談したいと思いますか?

当然ですが、2級のFPに相談したいですよね!

また、3級と2級の人が行うセミナーや講演会、出版物、記事はどちらのほうが信頼性が高いでしょうか?

2級でも、3級の人より知識に乏しい人もいるんですが、客観的に見ると2級の方が信頼性が高くなりますよね!

転職や就職でも全然違う!

FP3級はぶっちゃけ簡単に取得できる資格です!

合格率を見てもわかりますが、資格としての希少性がないんですね。

取れて当たり前という風潮もあるので、履歴書や面接時に『FP3級です!』と言っても評価はほとんど上がらないでしょう。

ですが、2級になると一気に変わります!

3級に比べると、2級は難易度は格段に上がります!ということは、その分評価も高くなるんですね!

FPを目指すなら3級ではなくて、最低でも2級まで取得するようにしましょう!

FPができることを増やす方法

ここまでの説明でわかるように、FPができることは『提案書の作成』と『一般的な説明程度』のものです。

FP資格単体では、できることに限界があるんです。

ダブルライセンスでFPは活かせる!

ファイナンシャルプランナーとして、資産設計業務を専門的にやっていく場合はFP資格単体でもいいでしょうが、就職や転職、将来的な独立を考えると『FP+何か別の資格』がどうしても必要になります!

  • 不動産業界で働いていきたいならFP+宅建
  • 保険業界ならFP+保険募集人
  • 金融・証券関係ならFP+証券アナリスト、証券外務員、貸金業務取扱主任者

というように、ダブルライセンスを目指すことが大切です!

AFPを取得する

同じFP資格ですが、AFPを取得することでできることに変わりはありませんが、仕事に幅ができます!

AFPになることで、勉強を継続することになり『最新の知識』を得ている照明にもなります!

また、AFPになると各地でのセミナーや交流会に参加できるようになり、AFP同士のネットワークや情報のやりとりもできるようになります。

1度とったらずっと有効なFP技能士と違い、AFPはコストがかかりますが、取る価値は十分にあるでしょう!

自分のためのFP取得はできることがたくさん!

仕事や就職活動に活かすとは別に、自分自身のためにFPを取得する人も多いですよね!

FPを勉強することで、

老後資金、保険の見直し、マイホーム計画、住宅ローン、資産運用、教育資金、相続、節税などなど。

個人に関するお金のことがわかるようになり、自分自身のライフプランをしっかりと考えられるようになります!

通常なら、相談料を支払ってFPに相談することを自分自身で相談できるようになるんですね!

お金で悩んでいる人はたくさんいますが、悩んでいるだけで勉強をする人は少ないですよね。

仕事で使うとか、就職で有利とかを考えまえに、全員がFP資格を取るべきだと思います!

まとめ

FP資格って、単体では思っている以上にできることが少なく、ダブルライセンスでFPを最大限に活かすことができます!

FPだけで生きていく!というより、

FP+〇〇資格で、希少性と専門性を高めて生きていく!

の方が現実的ですね!

また、FPができること・できないことは試験でも高確率で出題されるので、しっかりと理解しておきましょう!

追記

本気でファイナンシャル・プランナーを目指すなら『通信講座』をオススメします!

私自身も通信講座を利用して一発合格することができました!

通信講座は種類も多く、価格にもかなり大きな幅があり、選ぶのに苦労してしまいます。

オススメの通信講座を絞り込んだので、参考になるかと思います!

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