ウェルスナビで資産運用をしていると、
- 一部お金を出金したい
- 全額出金してウェルスナビをやめたい
ということもあると思います。
ウェルスナビは出金手数料も無料で、手続きも簡単なので『出金のハードル』はかなり低いのですが、注意する点もいくつかあります。
ウェルスナビを始めると、いつかは必ず出金することになるので、重要なポイントをしっかりとおさえておきましょう!
出金は『一部』と『全額』から自由に選べる!
投資を始めると、入金したお金を引き出すのって面倒そう…というイメージがありますが、ウェルスナビはいつでも自由に出金することができます!
一部出金と全額出金の違いは?
- 一部出金は、預けている資産の一部を現金化して引き出すこと
- 全額出金は、預けている資産の全てを現金化してウェルスナビの運用を止めること
大きな違いは、『ウェルスナビで運用を続けるかどうか』ですね。
『急に〇万円がどうしても必要になった!でも、資産運用は続けたい!』
という場合は、一部出金をすればいいですね!
『また、資産運用はやめてウェルスナビもやみめよう』
という場合は全額出金をすればOKです!
ウェルスナビをやめるときは全額出金する
ウェルスナビをやめる方法は、
- 解約する
- 全額出金する
この2つの方法があります。
詳しくは上記の記事で解説していますが、よっぽどの理由がない限り、解約ではなく『全額出金』をするのがオススメです。
全額出金をするとウェルスナビは資産運用をやめ、やめている期間は手数料が発生することもありません。
出金方法は簡単です!
- メニュー
- その他
- 出金
- 一部出金の場合は希望額を入力、全額出金はチェックを入れる
驚くほど簡単に出金できちゃいます!
ウェルスナビを始めてから急にお金が必用になったらどうしよう…という不安を持っている人も、簡単に出金できるので資産運用を始めやすいですね!
ウェルスナビで出金するときの注意点
簡単に出金できますが、注意するポイントがいくつかあります。
しっかりと理解しておかないと、思ってたよりも出金額が少なくなったりと損することにもなるので、かなり重要です!
出金→即振込みではない!
ウェルスナビに入金するときは『クイック入金』などすぐに結果が反映されるものもありますが、出金の場合はそうもいきません。
出金依頼をしてから最短でも3営業日後に振込まれることになるんです。
『週末前に出金しておこう!』と思って金曜日に出金依頼を出しても、口座に入金されるのは最短でも火曜日になってしまいます。
出金依頼をした時間によって振込みタイミングが変わる!
ウェルスナビの処理によるものですが、
- 20時までに出金依頼があれば、その日の処理として扱われる
- 20時以降に出金依頼をすると、次の営業日の処理として扱われる
上記のように、出金依頼をする時間によって口座に振り込まれる日が前後するので重要です!
例えば、水曜日の19時に出金依頼をした場合は、口座に振り込まれるのは最短で金曜日になりますが、
出金依頼が21時だった場合は、翌週の月曜日に振込まれることになります。
20時を境に、その日の処理か次の日の処理になるか決まるんです!
出金依頼の取り消しも20時がポイント!
一部出金や全額出金の依頼を出したとしても、その日の20時までなら取り消すことができます。
しかし、20時を超えてしまうと取り消しができなくなってしまうんです。
例えば、16時に出金依頼→19時に取り消しは可能ですが、
16時に依頼→21時に取り消しは不可能です。
また、20時を超えて出金依頼をした場合は、次の日の20時までなら取り消すことができます。
評価額と振込み額は違う!
ウェルスナビ上では、評価額が100万円と表示されていても、実際に振込まれる金額がそれよりも低くなることがあります。
ウェルスナビが運用しているのは海外のETFですね!
出金依頼を受けると、
- ETFの売却
- ドル→円に両替
- 口座に出金
という流れになっています。
ETFは上場しているので、株式と同じように売買されているため評価額が変動していますし、ドル→円の為替レートも秒単位で変動しています。
ということで、ウェルスナビの評価額と出金されるお金には『差額』が発生するんです!
出金するときの為替レートの決まり方
ニュースを見ていると、為替相場は常に変動していることがわかりますね。
FXの経験がある人は簡単にイメージできると思います。
出金するときは、ドルから円に両替するので為替レートが重要になってきますが、ウェルスナビでは『あるルール』によってレートを決めているんです。
常に変動している為替レートではなく、出金依頼があった時間の直近の16時のレートを基準にしています。
16時は、協定世界時(UTC)のことですね!
1日に1回だけしか為替レートは変わらないので、『秒単位でココ!!』というような出金依頼をする必要はありません。
ウェルスナビの評価額は何時きまる?
出金するときに確認するのは、ウェルスナビ上の評価額ですね!
でも、いざ出金してみると評価額と実際に口座に振込まれた金額に差が出てきます。
これは、ETFの評価額が何時決まるかを知ると納得できます。
- 米国のサマータイム期間中(3月の第2日曜日~11月の第1日曜日の前日)は日本時間の午前6時
- 上記以外の期間は日本時間の午前7時
このタイミングでETFの評価額が決まり、ウェルスナビで表示される評価額も決まります。
ウェルスナビで出金するときの手数料や税金
出金手数料は無料だけど…
ウェルスナビから口座に出金するときの手数料はかかりません!というのは前述しましたが、
口座から自分の手元に出金するときは金融機関ごとの手数料がかかります。
コンビニATMなどで出金したお金を引き出すときは当然ですが手数料が発生します。
あくまでも、
ウェルスナビ⇒口座への出金が手数料無料ってことになります。
運用手数料はしっかり取られる
ウェルスナビの手数料は預かり資産の1%でしたね!
出金すると、その分ウェルスナビの預かり資産が減ることになりますが、出金までに発生した手数料については日割り計算されて引かれることになります。
出金すると長期割がリセットされる
ウェルスナビの資産が50万円以上だと6か月毎に手数料の1%から0.01%が引かれていき、最大で0.9%まで手数料が安くなります。
*資産が200万円以上だと0.01%が0.02%ずつ引かれることになります。
長期投資をするなら、たとえ0.1%の差でも大きな差となってきますね!
この長期割も、出金するとリセットされてしまいます。
全額出金も一部出金も、『出金』という行為をすると長期割がリセットされまた1からスタートされます。
全額出金する場合は、長期割のことはあまり気にならないかもしれませんが、一部出金をしてウェルスナビで資産運用を続ける場合は、長期割がリセットされるのは痛手となってしまいます。
出金時は税金が発生する
投資で得た利益には税金が発生します。
出金依頼を行うと最初にETFの売却が行われ、そこで利益が出た場合は、利益に対して20.315%の税金が発生するんです。
開設した口座にもよりますが、特定口座(源泉徴収あり)にしていると、税金が引かれた金額が出金されることになります。
ウェルスナビで出金するときのタイミング
出金すると手数料や税金が引かれますし、評価額との差もあり、思ったよりも出金される金額が少ないと感じる可能性があります。
また、少しでも得して出金するために、評価額が上がったタイミングや相場が落ち着いたタイミングを狙って出金するのがいいですよね!
出金タイミングの見極めは難しい!
保有しているETFが高いときに出金したほうが、手元に残るお金は多くなりますが、タイミングを見極めるのはかなり難しいと言えます。
↑コチラの記事で相場を見極めて投資するのがいかに難しいか解説していますが、
プロの投資家や、経済の研究家がどんなに予想しても、予想を外すことは当たり前のようにあります!
プロでも見極めたり予想するのは難しいのに、一般人の私たちが相場を見極めるのは不可能に近いと言えます。
評価額が上がったタイミングで出金するというよりも、相場が落ち着いているときや、大きな指標の発表がない時期を狙うほうが損するリスクは低くなります。
基本的に出金は考えない
ウェルスナビは長期投資で資産を増やしていくものです。
短期的に利益が出たから1度利益を確定させて、またタイミングを見計らって投資を始めようと考えることもあるでしょうが、オススメできません。
というよりも、相場を見極めて投資ができるならウェルスナビではなく、普通の証券口座で投資をしたほうがいいでしょう。
10年、20年を前提にウェルスナビで資産運用をしていき、出金はできるだけしないようにしましょう!
出金する口座を変更する方法
出金時振込口座の変更はWEB上で可能(アプリではできない)となっており、本人確認書類のアップロードが必要になっています。
簡単に口座を変更できなくしているのは、セキュリティに関係しているからですね!
もしもIDやパスワードが流出したとしても、簡単に口座を変更して不正に引き出すことができないようになっています。
まとめ(出金したい理由は?)
ウェルスナビを始めて数年という短期間で出金をするのは、損失を出す可能性が高くなってしまいます。
税金や手数料、評価損などが理由ですね。
それでも出金する場合は、
- 自分が出金する理由はなんだろう?
- なんの為(老後資金など)にウェルスナビを始めたのか?
をもう一度考えてからにしましょう!
ウェルスナビをやっていると短期的な損失を抱えることは必ずあります。
資産がどんどん減っていく状況を耐えるのはキツイことですが、長期的に見れば最終的には得する可能性のほうが高くなっています。
ウェルスナビは暴落時でも大丈夫?対策やコツを紹介!←コチラの記事で、ウェルスナビで損失っが出たときの対処方法も紹介しているので、併せて読んでみるのがオススメです!
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