リスク許容度は、ウェルスナビで得するか損するかを決める超重要なポイントですね!
資産運用の途中で変更することもできますが、基本的には運用開始時にリスク許容度を決めたあとは、変更しないことが推奨されています!
とはいっても、今後なにが起こるかわかりませんし、リスク許容度を変更することだって考えられます。
ということで、
- リスク許容度ってどうやって決めるの?
- リスク許容度の変更するタイミングは?
- 手数料はかかるの?
- 変更するとどうなる?
上記のことを中心に、ウェルスナビのリスク許容度をガッツリ解説していきます!
リスク許容度とは?
ウェルスナビのリスク許容度は1~5まであり、
1がリスクが最も低く、5が最も高い設定になっています。
まずは、リスク許容度の違いや考え方について知っておきましょう!
リスク許容度で何が変わる?
変わるのは、株式と債券の比率です!一般的に
- ローリスク・ローリターンは債権
- ハイリスク・ハイリターンは株式
とされていますね。
ってことで、ウェルスナビのリスク許容度は、
- 1が最も債権の割合が高く、株式の割合が低い
- 5は債権の比率が最も低く、株式の割合が高い
となっています。
リスク許容度1 | リスク許容度5 | |
金 | 5% | 8% |
物価連動債 | 30% | 0% |
米国債 | 35% | 5% |
新興国株 | 5% | 14.5% |
日欧株 | 5% | 33.8% |
米国株 | 15% | 33.7% |
具体的な割合を表わすと上表のようになります。
金の割合はほとんど変わりませんが、債券と株式の割合は大きく変わることがわかります。
また、リスク許容度が5になると、株式が占める割合が80%を超えて、かなりリスクが高くなるのもポイントです!
なぜ分散投資するのか
ウェルスナビの資産運用は、複数の金融商品を組み合わせた分散投資が特徴的ですね。
例えば、株式だけに投資をしていた場合、経済状況が悪くなっていくと株価はもろに影響を受けてしまいます。
しかし、株式だけでなく安定性が高い債券も保有していれば、その分の影響は受けずにすみます。
リスク許容度による違いはありますが、どのリスク許容度にしても、分散投資をしているので安定性が高いと言えますね!
おすすめのリスク許容度と決め方
リスク許容度は、株式と債券の割合で決まるってことがわかっていれば大丈夫です!
『えっ?それだけ?』
と思うかもしれませんが、ウェルスナビは自動で運用してくれますし、ほったらかしで運用するのが基本です!
ってことは、あんまり難しいことは考えずに、基本的な仕組みだけを知っているだけで十分なんです!
では、ここからは『自分に合ったリスク許容度の決め方と考え方』について解説していきます!
自分が許容できる金額で決めるのが大切!
リスク許容度を決めるとき、多くの人は『リターン』を中心に考えてしまいますが、大切なのはリターンんではなく、リスクの方です!
どれくらい資産が増えるのか?と考えるのではなく、最大でどれくらいの損をすることになるのか?という視点でリスク許容度を考えましょう!
例えば、最低投資金額の10万円でウェルスナビをはじめる場合、20%の2万円を失ったら耐えられない!と思うならリスク許容度は4以下にすべきです。
ウェルスナビの公式ホームページでリスク許容度を『無料診断』できるので、試しにやってみましょう!
年齢によって取れるリスクは違う!
ファイナンシャルプランナーとして、資産運用についてはよく記事を書きますが、大切なことは自分自身の年齢です!
30代の人がする資産運用と、50代の人がする資産運用は考え方やスタイルは絶対に違いますし、違って当たり前です!
30代の人は、まだまだ働く期間が長いので、積極的にリスクを取って、資産を増やすスタイルがオススメですね!
一方の50代以降の人は、増やすことよりも『守る』ことが大切になってきます。
老後を間近に控えた年齢なので、積極的にリスクを取った結果、資産が減ってしまい老後資金がなくなった…って状況になるとかなりの痛手になります。
守ることを中心に考え、安全第一で資産運用をしていくことが重要です!
長期投資が基本です!
ウェルスナビの運用は、短期での利益を目指すのではなく、10年、20年といった長期での利益獲得を目指すスタイルです!
コチラは、世界経済の推移を表わしたものですが、1990年ころと比べると、何倍にも増えていることがわかりますね!
このように世界経済は成長を続けていますし、どんどん規模が大きくなっているんです。
でも、その増え方は決して順調ではないですよね。
大きく上げたり下げたりを繰り返していることがわかります。
つまり、
短期的に大きな利益や、損失はありますが、最終的には落ち着きながら上昇していくんです!
このことからわかるように、ウェルスナビの必勝法は『長く保有するだけ』なんです!
リスク許容度を1にして安全重視で資産運用をしても、
リスク許容度を5にしてリスクを取りながら積極的に投資をしても、
どちらの場合でも、長く続ければ資産を増やすことができます!
オススメのリスク許容度は5!
- 長く続けさえすれば勝てる!
- ウェルスナビ自体が低リスク!
- 世界経済は成長を続ける!
- 自分は30代だ!
上記の理由から、おすすめのリスク許容度は5ということになります!
考えすぎちゃう人はウェルスナビに向いてないかも
ここまでの内容から、
『けっこうザックリしてるなぁ』と感じた人は、ウェルスナビに向いてない可能性があります。
ウェルスナビの魅力を考えてみると、
- AIが自動で資産運用をしてくれる
- ほぼ何もしなくて大丈夫!
- 初心者でも資産運用が簡単にできる!
このように、あれこれ考えなくても資産運用ができるのが、ウェルスナビのメリットですね!
『もっと細かく計算して、投資をしたい』
という人は、ウェルスナビでは物足りなく感じる可能性もあるので、証券口座を開設して、自分で選んで投資をしたほうがいいいと言えます。
リスク許容度を変更するときの注意点!
前提として、ウェルスナビは公式で、リスク許容度の変更は推奨していません!
1度決めたら変更はせずに、変更したとしても年に1回ほどとしています。
なぜ変更しないほうがいいのか?
相場の変化によって、リスク許容度を変えたくなることは絶対にあります!
例えば、リスク許容度5で運用しているときに、連日のようにマイナスが膨らんでいく状況だと、
『やばい…このままじゃ、どんどん減っていく。』
と考えますよね。
また逆の場合もあり、
リスク許容度1で運用しているときに、連日のように利益が出て資産が増えている状況だと、
『リスク許容度を上げたらもっと資産が増える!』
と考えますよね。
相場を見極める能力がある人は、状況に合わせてリスク許容度を変更することも可能でしょうが、相場を見極めることは不可能に近いと言えます。
ウェルスナビの公式HPに興味深い文面があったので、ここで紹介します。
過去1年間(2018年6月〜2019年5月)でリスク許容度を引き上げた人が最も多かった月は、2018年8月でした。当時は株価が数カ月間、上がり続けていたため、もっと株価が上がるだろうと見込んでリスク許容度を引き上げたケースがあったと考えられます。
しかし株価は、2018年10月から年末にかけて大きく下落しました。株価上昇を見込んで8月にリスク許容度を上げて年末を迎えた人は、何もしなかった場合よりも損失を拡大してしまう結果となりました。
出典:ウェルスナビ
状況に応じて、リスク許容度を変更した人は結果的に損をしてしまったというデータがあるんです!
プロや専門家でさえ、相場を予想することは難しいので、状況に応じてリスク許容度を変更するのはオススメできません!
リスク許容度を変更してもいい人
全ての人がリスク許容度を変更しないほうが良いというわけではありません!
- 昇進などで給料が上がった人
- 転職によって収入が変わった人
- 年齢の変化
- 家計に変化があった人
上記に当てはまる人は、リスク許容度の見直しを行いましょう!
特に収入に変化があった人は、毎月の積立額とあわせてリスク許容度の見直しを行いましょう!
リスク許容度の変更に手数料はかかるの?
手数料はかかりません!
ただし!後述しますが、リスク許容度を変更すると保有している資産を売却したり、新たに購入したりするので、そのときに損失が出る可能性はあります。
リスク許容度を変更のタイミング?
リスク許容度の変更はできますか?という質問に対して、ウェルスナビは公式に『年1回程度まで』としていて、変更を頻繁に行うとパフォーマンスの低下につながるとしています。
リスク許容度を変更すると売却される
リスク許容度を5から1に変更すると、株式の保有割合が大幅に変更されることになります。
具体的には、
- 新興国株:14.5%⇒5%
- 日欧株:33.8%⇒5%
- 米国株:33.7%⇒15%
保有している株式をお売却して、割合をここまで変更することになるんですね。
株式の価格が日々変動しているので、売却するタイミングによっては損する可能性もあります!
変更はいつされる?
平日の20時までに変更の手続きをすると、その日の深夜に売却と購入が実行され、新たなポートフォリオが組まれることになります。
ベストなタイミングは?
理想的なのは、
相場が暴落して、下がりきったところでリスク許容度を1⇒5に変更することで利益を最大限にすることができます。
また、相場が上昇して、上がりきったところで、リスク許容度を5から1に変更することで損失を最小化することができます。
とはいっても、これはあくまでも理想です。
実際に相場を見てみるとわかりますが、
相場が下がったときにリスクを上げるのはかなりの勇気が必用ですし、相場が上がりきったところでリスク許容度を下げるのもかなりの決断力が必用になります。
リスク許容度の変更はタイミングを考えない!
ウェルスナビは長期投資で資産を増やしていくことに優れていますね!
長期投資は相場の上下に関係なく、機械的にコツコツと資産運用(積立)を続けていくことがポイントです!
ですので、リスク許容度を変更するときは相場に関係なく、自分のタイミングで変えるでOKです!
まとめ
投資における『リスク』とは、振れ幅のことです。
プラスとマイナスの幅が大きいほどハイリスクとされ、逆に小さいほどローリスクとされています。
リスク許容度5は、約80%を株式に投資することになるので、ハイリスクになりますが、これまでの世界経済の歴史を考えると、途中のアップダウンはあったとしても最終的には上がることが予想できますね!
40代前半までの人は、資産を効率的に増やすためにもリスク許容度は5がオススメです!
*ちなみに私もリスク許容度5で運用しています!
リスク許容度の考え方や変更についてわかったら、早速ウェルスナビで資産運用を始めてみましょう!
無料診断をするだけでも、自分に合ったリスク許容度を提案してくれます!
コメントを書く