子どもを高校に進学させたいけど…
- 入学費用が払えない…
- 学費が払えない…
そんなときはまず社会福祉協議会の教育支援資金の利用を考えてみましょう!
無利子で保証人がいなくてもお金を貸し付けてくれる制度です。
銀行等でお金を借りるとどうしても利子が高くなり、借りたお金以上に返済をしなくてはなりません。
まずは無利子で利用できる制度から検討していきましょう!
入学費用や学費はどれくらいかかる?
まずは子どもが進学するときに『どれくらいのお金』が必要になるのかを確認してみましょう!
なお、ベネッセ教育情報サイトを参考にさせていただきました!
公立高校 | 私立高校 | |
入学金 | 5650円 | 15~25万円 |
学費(3年間合計) | 69.3万円 | 216.7万円 |
塾などの教育費(3年間合計) | 46.7万円 | 73.4万円 |
合計 | 116万5,650円 | 305万1,000円 |
私立高校は公立の約3倍の費用がかかるんです!この差はかなり大きいですね。
また、3年間でこれくらいの金額ということは月平均で、
- 公立高校:3万2,379円
- 私立高校:8万4,750円
となります。
あくまでも平均の費用ですが、高校に進学するとこれだけのお金がかかることがわかります。
でも、お金を払えないから高校に進学させられない…というのは親としては何とかして避けたいことだと思います。
私はシングルファザーで息子が3人(小4、小3、小1)います。高校進学はまだ先のことですが学費を考えると不安と焦りがハンパないです。
入学金や学費は教育支援資金に頼ってみよう
進学まであと数年の期間があれば毎月コツコツ貯金をしたり、資産運用をして準備することもできますが、家庭の状況等によっては難しいこともあると思います。
子どものいる世帯のうち15%は貯蓄なしですし、母子家庭では37.6%の世帯が貯蓄なし世帯という調査結果もあります。
できることなら、お金を借りることなく進学させたいですが、厳しいというのが現状だと思います。
教育支援資金とは?
世帯の所得状によって入学金や学費を払えない場合に、各市町村にある社会福祉協議会がお金を貸し付けてくれる制度のことです。
全日制の高校だけでなく、通信制や定時制の高校も対象となっていて無利子で借りることができます。
借りるときの条件は?
- 借りる人:生徒本人
- 保証人:状況によって連帯保証人が必要
- 対象外:すでに奨学金等を受け取ってしる人
- 限度額:月35,000円以内
- 卒業、進級すること
- 自己資金で足りない部分を借りられる
注意したいのが、お金をかりるのが、親ではなく子どもという点です。
事前にしっかりと子どもと話し合って決めておかないといけないですね!
また、しっかりと卒業・進級することが条件になっています。
お金を借りても進級や卒業できる見込みがない場合は借りることができないことにも注意しましょう!
返済方法や期限は?
子どもが卒業してから約半年後から返済がスタートします。
卒業後に就職して、ある程度落ち着いた時点から返済が始まるイメージですね。
返済期間については、お金を借りるときに相談して決めることになっていますが、もしも決めた返済期間を守れなかったら、5%の利子が発生することになります。
この点も親子でしっかりと相談して決めていく必要があります。
どうやって申請するの?
申請の流れは、
- 必要書類の準備
- 市町村の社会福祉協議会に提出
- 市町村から県の社会福祉協議会に提出
となっています。
注意したいのが、県の社会福祉協議会に書類が到着するのが3月9日までとなっている点です。
3月9日までに市町村に提出ではないので、早めに準備して申請しましょう!
必要書類は?
- 世帯の状況がわかるもの(住民票等)
- 世帯全員の所得証明(源泉徴収票、確定申告書等)
- 民生委員の調査書
- 高校の合格通知、在学証明
この中で聞きなれないのが『民生委員の調査書』ですね。
これは各市町村の地域福祉課などでもらえるもので、児童扶養手当などを担当しているところです。
まとめ
補助金等は知られていないだけでたくさんあります。
私は、
- 児童手当
- 児童扶養手当
- 就学補助金
- 上下水道減免
といった各種補助金を『申請によって』受け取っています。
学校では補助金のことは教えてくれませんし、市町村役場から提案してくることもありません。
自分で調べて、申請することで各種補助金や制度を利用できるよになるんです!
自分から動いて、各自治体に協力してもらいましょう!
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