実は、PERは高い方がいい!?これから高騰する銘柄の探し方

実は、PERは高い方がいい!?これから高騰する銘柄の探し方

『PERは低い方がいい!』

株式投資をしている人なら常識ですね。

しかし、PERはむしろ高い方がいい場合もあるんです!

なぜ、PERは高い方がいいのか?その理由について説明していきます。

この記事を読み終わるころには、PERに対する見解が間違いなく変わるはずです。

PERは低い方がいいはウソ!?

そもそもPERとは?

PERとは、『株価収益率』のことで、指標の勉強をするときに最初に学ぶのがPERではないでしょうか?

株価÷1株利益

という計算式で求めることが出来ます。

例えば、

株価が1000円で、1株利益が100円だと、PERは10倍になります。

1株利益が200円の場合は、PERは5倍です。

会社は、運営資金を集めるために、株式を発行して、営業活動を行います。

この営業活動で得られた利益はもちろん多い方がいいですよね。

また、同じ資金でもより多く稼いだ会社のほうが優秀な会社といえます。

つまり、1株あたりの利益も100円よりも、200円のほうが優秀な会社と言えるわけです。

このように考えると、PERは低いほうが、会社が効率的に多くのお金を稼いでいると言えます。

株価はなぜ変動するのか?

PERは高い方が良い!と理解するためには、株式の変動要因を知っておかなければなりません。

ニュース等でもわかる通り、株価は常に変動していますね。

株価が変動する要因は様々で、例えば景気がいいときは株価は上下しつつも長期的にみれば上昇していきます。

会社に、新製品が出たり、新社長を迎えたり、オリンピック関連で需要が高まったりするときも株価は上昇していきますね。

反対に、地震等の災害により株価が下がることもありますし、戦争などの不安により株価が下がることもあります。

このように、株価に影響をあたえる要因はたくさんありますし、ここであげた要因以外でも株価は変動していきます。

しかし、すべてに共通点があります。

それは、

『今後の期待や不安感』です。

景気が良くなってくると株価は上がっていくと予想できますし、会社に素晴らしい新製品が出ると株価は上がっていくと予想できますね。

また、災害や戦争が起こると、今後どうなるかわからなくなり、不安感から株価は下がっていくと予想できます。

このように全てが未来に対する予想で、株価は値動きしているんです。

PERは分子を株価とする指標

PERの計算式は、

株価÷1株利益

でしたね。

分子が株価ということは、株価が上がればPERは高くなるろいうことです。

1株利益が1000円、株価が1万円の場合、

PERは10倍

株価が2万円の場合、

PERは20倍になります。

PERの計算では、株価よりも、1株利益を重要視して考えられていますが、分子である『株価』もPERの算出には大きな影響があるんです。

前述したように、株価は、

『現在価値ではなく、未来価値』と言えます。

未来の予想に対する不安感がある場合は、株価はリアルタイムで下がっていきますし、反対に期待感が強い場合は、株価は上がっていきます。

一方の1株利益はリアルタイムではなく、会社が4半期ごとに発表する決算書により決定しています。

つまり過去の情報になります。

しかし、リアルタイムの株価と過去の1株利益を使ってPERを計算しているんです。

これは、おかしいですよね。

株価は期待感と不安感を含んだ値段

株価は、相場の期待感と不安感を組み合わせて決まっています。

つまり、株価が上昇している銘柄は不安感よりも期待感のほうが強いと言えます。

今後の業績に大きな期待感がある場合は株価がどんどん上がっていますが、会社の利益は後からついてくるものです。

PERが50倍だとしても、それは、相場の期待感を含んだ50倍といえますね。

PERは高い方がいい!?

このように考えると、

PERは低いほうが割安で良い銘柄だ!

という常識は当てはまらなくなります。

例え、PERが100倍でもそれは相場の期待感からくる100倍と考えることもできるためPERの数値だけで簡単に判断することはできません。

PERが高い銘柄を買うのが正しい?

ここまでの説明で、PERは高い方が『いい銘柄』と思う人もいるかもしれませんが、残念ながら、投資はそんなに単純なものではありません。

銘柄によっては、PERが低い方がいい場合もありますし、高い方がいい場合もあります。

つまり、銘柄によって理想のPERは変わってくるんです。

会社の成長段階とは?

PERを判断するためには、会社の成長段階について理解しておかなければなりません。

会社は、

  1. 創業期
  2. 拡大期
  3. 安定期
  4. 衰退期

この4つの段階で大きくわけることができます。

まず、創業期は、0→1にする次期です。

これから事業として形を作れるかどうかを決める大事な時期と言えます。

この段階ではまだ上場をしていない段階です。

次に拡大期です。

1→2以上に拡大させる段階です。

これからどんどん成長していきIPOを目指したりします。この段階がキャピタルゲイン(株式売買益)を狙う投資家に人気な銘柄になります。

次は安定期です。

拡大させた事業を安定させ、継続的に利益を得ていく段階です。

この段階では、キャピタルゲインよりもインカムゲイン(配当金)を狙う投資家に人気な時期になっています。

最後に衰退期です。

この段階の会社の経営次第で本当に衰退していき無くなるのか、V字回復して持ち直すのかが決まります。

投資家にとっては、会社を見極める力が重要になってきますね。

拡大期の銘柄は高PERが良い

拡大期は、会社を拡大させIPOなどを達成するなど、今後大きく成長する可能性を秘めた時期です。

そのため多くの投資家から注目を集め、株価はどんどん高騰していく可能性が高いです。

ということは、拡大期におけるPERは比較的高くなりやすい傾向にあると言えます。

安定期や衰退期は低PERが良い

反対に安定期や衰退期と呼ばれる時期の銘柄は、PERが低い方がいいと言えます。

そもそも、株式投資の醍醐味はキャピタルゲインではなくインカムゲインと言われています。

業績が安定した、優良企業の銘柄を買って、長期的なインカムゲインにより収益を得るのが王道とされています。

このように考えると、PERはやはり低い方がいいと考えることができますね。

つまり、PERの常識が通用する時期と言えます。

PERはあくまで参考程度に

PERはとても優れた指標で、多くの証券会社でもスクリーニングの基準としてPERを推奨しています。

また、多くの本やホームページ、ブログでもPERが低い銘柄をオススメしています。

しかし、企業の成長段階や、キャッシュフロー、業績など多くの要因が複雑に絡みあっているのが株式です。

PERは優れた指標ですが、あくまでも『参考程度』にとどめておくのがいいでしょう。

会社四季報などで、様々な情報を集めるのが非常に効果的と言えます。

まとめ

PERは教科書通りで説明すると、

「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」

というものです。

一般的に低い方がいいとされていて、15倍が平均値として目安とされています。

しかし、中にはPER200倍の銘柄もあります。

PERの常識的には割高で『買わない』のが正解ですが、実はそうでもありません。

大事なのは、

成長している企業であればPERは高くても関係ない!ということです。

逆に言えば、PERが低くても業績の悪い銘柄だったり、成長が見込めない銘柄は避けたほうがいいと言えます。

PERだけで判断するのではなく、総合的に判断することが大事で、PERはその1つの判断材料として考えておきましょう。

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