四季報の見方!業績や財務状況など、重要ポイントを徹底解説!

四季報の見方!業績や財務状況など、重要ポイントを徹底解説!

会社四季報は株式投資に興味を持っている人や、すでに投資をしている人にとっては必読本と言ってもいいですね。

証券会社によっては無料で掲載しているところもあり、わざわざ書籍で買う必要もなくなりましたね。ちなみに私が利用しているSBI証券も四季報を見ることが出来ます。

四季報には様々な情報が掲載してあり、投資の判断材料として絶対に確認すべきものだと思っています。

しかし、四季報は見慣れていないと非常に読みにくくわかりにくいものです。

そこで今回の記事では、四季報の情報の中でも、財務状況の部分をピックアップして読み方を紹介していきます。

四季報の見方!業績や財務状況など、重要ポイントを徹底解説!

前述したように、四季報は証券会社によっては無料で読むことができるので、今回は、私も利用しているSBI証券を例に解説していきます。

たとえ書籍の四季報でも、他の証券会社で閲覧できる四季報でも、『読み方』については同一なので、SBI証券を利用していない人でも安心して読み進めていってください。

業績の『連』や『予』って?

四季報は初めて読む人にとっては非常に不親切に感じると思います。

私もそうでした。

『連18.9予』のような記述ですね。

連結決算と単独決算とは?

会社は新しい事業や分野を作るときは通常、新しい会社をつくります。

これを子会社と呼びます。

連結決算とは、親会社と子会社を同一に決算する方法で、単独決算よりも正確で重要視されています。

子会社のみの決算、親会社のみの決算の方法を『単独決算』といい、四季報では『単』という一文字で表されています。

連結決算は『連』

単独決算は『単』と表示されていると覚えておきましょう。

業績予想は会社とアナリストがそれぞれ発表している

四季報は『東洋経済』が出版しています。東洋出版の人たちが頑張って企業を調査、分析したものが四季報となっています。

信頼性が高く、多くの投資家も参考に投資をしています。特に『業績予想』は株価に与える影響は大きいです。

一方で、企業も当然ですが今後の業績を予想しています。

四季報では、

『連18. 9予』と表示されているのが、四季報が予想したもので、

『会18. 9予』と表示されているものが、会社が予想したものになっています。

業績予想は、ほとんど似たような数字になりますが、会社の予想は実際よりも低く見積もられていることが多いです。

中間発表もしている

『連18. 3予』は、2017年4月から、2018年3月までの予想という意味になっていて1年間の業績を予想したものになっています。

『中18. 9予』は、2017年4月から2017年9月までの中間予想を示しています。

売上高や営業利益、経常利益って?

会社の財務状況を確認するときは、いろんな数字が出てきてややこしく感じてしまいます。

しかし、1つ1つの数字が持つ意味を理解しておくと、会社の財務状況を正確に把握でき、投資家にとって大きなメリットになります。

売上高とは?

会社が消費者に商品を売ったり、サービスを提供して得た利益の合計額を『売上高』といいます。

この段階では、人件費や広告費、税金などは一切考えられていません。

単純に、企業が稼いだ金額が売上高です。

売上高は『成長力』と見ることができ、毎年20%以上の増収を達成している企業は間違いなく成長力のある企業と言えます。

ちなみに、新興企業の増収率は平均で14%です。

営業利益

売上高から原材料費や仕入れ費を差し引いたものが『売上総利益』といいます。そこからさらに人件費や減価償却費などの固定費を差し引いたものが『営業利益』です。

営業利益は、企業の稼ぐ力をを示すものです。

売上高に占める営業利益が10%以上あれば、企業に『稼ぐ力』があると判断することができます。

ちなみに平均値は7%ほどとなっています。

経常利益

企業は、株式の発行以外に、銀行からお金を借りたり、社債を発行したりして資金を用意しています。

株式によって集めた資金は基本的に自由に使えるお金で、返済する必要のないお金です。

しかし、銀行からの借入金や社債の発行には『金利』が発生します。

これが金利コストです。

また、会社も株式投資をしたり、投資信託を買ったりして配当金や分配金を受け取ったりしていますし、お金を貸している場合もあります。

特に銀行などの業種では金利が主な収入源になっていたりますね。

営業利益から、このような収入やコストを加味したものが経常利益になります。

本業以外の収支のことですね。

営業利益<経常利益

このような場合だと、本業で稼いだ金額より投資で稼いだ金額が大きいとなりますね。

業種や今後の成長を考えるときに経常利益を参考にするといいですね。

純利益

会社には、私たちにはない『法人税』があります。

また、会社も私たちと同じように車を売ったりしますし、不動産を売ったりします。それによって利益が出たり損失が出たりもします。

これを特別損益とよびます。

そして経常利益から、特別損益と税金を差し引いた金額が『純利益』です。

純利益は、株主への配当金に使われたり、次期の事業原資として使われます。

1株利益

純利益÷発行株式数で求めることができます。

PERという指標はご存じだと思いますが、この計算に1株利益は使われています。

株価÷1株利益=PER

PERは15倍を基準と考え、それより高いと割高で、低いと割安と考えられます。

PERが10倍の企業があれば買いのチャンスかもしれませんね。

キャッシュフロー

実際のお金の流れを表すのがキャッシュフローです。

企業活動で得られた利益や、設備投資や株式購入などの投資、銀行への借り入れや社債の発行などの財務管理など。

それらの、企業のお金の流れは、

  • 営業キャッシュフロー
  • 投資キャッシュフロー
  • 財務キャッシュフロー

この3つで表されています。

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフロー(営業CF)は、企業の営業活動によって得られてお金で、本業でどれくらい経営が上手くいっているかを表しています。

プラスだと上手くいっていると言えますが、マイナスが続く企業には注意が必要になってきます。

投資キャッシュフロー

今後、成長していく企業は積極的に投資を行っています。ということは、投資キャッシュフロー(投資CF)はマイナスとなっていても問題ないと考えることができます。

逆にプラスとなってると、保有している株式や不動産等を売却している場合もありますし、設備投資に資金をあまり使っていないと考えることもできます。

財務キャッシュフロー

財務キャッシュフロー(財務CF)は、プラスが良い、マイナスが良いというように一括りで考えることが難しい数字です。

マイナスとなる要因は、配当金を支払ったり自社株買いを行ったりして、株主に利益を還元している場合と、銀行などに借入金を返済しているとマイナスになっています。

こう考えると、優良企業はマイナスになっていることが多いのですが、銀行に迫られてムリに借金を返済しているとマイナスになってしまいます。

経営難でうまくいっていないのに、返済を迫られてマイナスになることがあるんですね。

また、財務CFがプラスになるのは、営業キャッシュフローや、投資キャッシュフローでマイナスとなった『お金』を銀行から借りたり社債を発行して補っている場合があります。

投資キャッシュフローの不足分を借り入れで補っている場合は、積極的に投資を行っていると考えられるので問題はないです。

しかし、営業キャッシュフローのマイナスを補うために借り入れている場合は注意が必要です。

営業が上手くいかず、借金をしいて会社を経営している可能性もあるからです。

現金等

ここまで説明した3つのキャッシュフローを計算してから、会社に現金として残るものが表されています。

単純に現金だけでなく、3か月以内に換金できる流動性があるものも現金として扱われます。例えば普通預金などですね。

キャッシュフローを確認するときは背景も確認する

キャッシュフローの数字だけで、企業の財務状況を判断することはできませ。

なぜ、プラスなのか?

なぜ、マイナスなのか?

このように、会社の経営方針や今後の見通しをしっかりと確認してから、キャッシュフローを確認すると正確に数字を読み解くことができるようになります。

まとめ

四季報は、始めて読む人にとってはとても見にくく感じてしまうものです。

しかし、有益な情報が盛りだくさんで、信用性の高いものとなっています。そのため、四季報を読み解くことは投資で成功するために欠かせないものです。

書籍で購入すると2000ページもあり重厚なものですが、オンラインで購入することもできますし、証券会社によっては無料で閲覧することもできます。

初心者は銘柄の選び方がわからず『オススメ』の銘柄を買ってしまいがちですが、自分で選んで投資する楽しさや投資家の目についていない銘柄を発見する喜びを四季報を通じて体験してみてはいかかでしょうか?

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