株式投資は『損益計算書』の見方が大切!重要な6種類の利益を解説!

株式投資は『損益計算書』の見方が大切!重要な6種類の利益を解説!

株を買うときって、いろいろ調べますよね。

ネットで検索して、どの株がオススメなのか?どういう株を買うのがいいのか?

いろいろ調べて、株式投資をしますが、

『〇〇というサイトでオススメされていたから』

『〇〇も〇〇も、どのサイトもオススメしていたから』

と言ったような、曖昧な理由で株を購入する人も少なくありません。

しかし、オススメの株という、人の意見を信用して株を買ってもいいのでしょうか?

もちろん専門家の意見を参考にするのは重要です。知識がある人がどのような株に注目しているのかも重要な判断材料になります。

でも、自分の意見や考え、判断を組み込まずに株式投資をしても短期的には儲かることはできても、長期的に利益を出し続けることは難しくなってきます。

しっかりと自分の考えで判断して株式投資をしていくことで成功も見えてきます。

自分の考えで判断するというのは難しく、初めのうちは抵抗があるものです。なにを基準にどういうところを見て判断すればいいのかもわかりません。

それに、株式投資をするときには、非常に多くの情報を収集し、目を通さなければなりませんし、知らない言葉やわからない言葉もたくさん出てきます。

そこで、数ある情報の中でも重要な、『会社の利益』について、まずは学んでいくことにしましょう。

投資のための『損益計算書』の見方!重要な6種類の利益を解説!

前置きが長くなってしまいましたが、株式投資をするときに重要な情報は、『会社の利益』です。

  • どれくらい儲かっているのか?
  • 経営状態は健全なのか?
  • この先も、成長をしていく企業なのか?

などなど。

会社の台所事情は、非常に重要な情報です。

会社の通信簿または、家計簿というように考えるとイメージがわきやすいと思います。

損益計算書は6種類の利益を確認する!

利益の種類は、6種類あり、それぞれの利益が持つ意味も違っています。

この違いを知ることにより、会社の経営状態などを把握することができるようになるので、しっかりと覚えておきましょう!

基本の売上高

6つの利益の中で、最初に出てくる利益は売上高です。

例えば、100円のリンゴを100個売ったときは、売上高が1万円になります。

売上高は、モノを売ったときだけでなく、サービス業などの売り上げなど、すべての売り上げの合計を売上高といいます。

つまり、会社が得た利益の合計を売上高といい、ここからいろいろな費用を引いていきます。

会社によっては、営業収益といったり、経常収益と言ったりします。

原価を引いたのが売上総利益

先ほどはリンゴを1個100円で100個売りましたよね。

このリンゴの原価が50円だった場合、売上高に占める原価は5000円ということになります。

このように、原材料費や仕入れ費を引いたあとの金額を売上総利益といい、経営者の人が重要視する利益になっています。

おおまかな利益がわかることから祖利益と呼ばれたりしますね。

固定費を引いたのが営業利益

会社には、従業員がいますね。その人たちに支払う給料も固定費として計上していきます。

また、広告を出したり、車や機械を買ったりなど、会社の経営には様々なコストが発生しますが、これらも固定費として計上することになります。

簿記を勉強したことがある人はわかりやすいですが、減価償却費もこの部分に計上されることになります。

本業以外の損益を計算したのが経常利益

売上高が経常収益と呼ばれると前述しましたが、ここで説明するのは経常利益なので間違えないように注意して下さい。

会社は経営していくために銀行からお金を借りたりしますし、投資をしたりもします。

ある企業では、本業の利益より、投資で得た利益の方が大きかったなんてこともあり、見落とすことのできない利益と言えます。

その年だけの損益を加味したのが税引前利益

例えば、人件費削減のためのリストラや、保有していた株式を売却したことによる収益など、毎年発生するわけではなく、その年だけ発生する損益が会社にはあります。

家計でいうと、家を売ったり、車を売ったりなどですね。

このような、一時的な損益のことを特別損益と呼び、先ほどの経常利益に加味した金額を税引前利益といいます。

最も重要な純利益

ここまで、

  1. 売上高
  2. 売上総利益
  3. 営業利益
  4. 経常利益
  5. 税引前利益

と紹介してきましたが、1番重要な利益が、純利益です。

税引前利益から、法人税などを支払い残った金額のことを純利益といい、株主に配当金として支払ったり、翌年度の経営の原資にされます。

それぞれの利益で注意するポイント

わたしたち投資家にとって1番重要な利益は、純利益ですが、注意するところや見極めるポイントがあります。

たとえば、将来の投資のために高額の機械を購入した場合や、売り上げの増加を狙い、広告費に大きく費用をあてた場合、これらは固定費として会計上計算されることになるので営業利益以降の利益が少なく見えてしまいます。

純利益が少ない場合でも、

売上総利益は高いのに、なぜ純利益は少ないのか?

というように疑問を持つことにより、会社の経営状況を把握することができます。

また、保有していた株や不動産を売却した場合、純利益が大きく見えることもあります。

これらは経常利益であり、本業で得た利益とは別物です。

純利益だけを見ていたら、見落としてしまうこともあるので、しっかりと全ての利益を読み解くことが大切になってきます。

このように、単純に金額だけを見ていては気付けないことや見落としてしまうこともあるので、まずは『慣れ』て投資すべき会社かどうかを見極めるように練習していきましょう。

簡単に判断する方法

会社は、いくつもの利益を使っていて、それぞれの利益が持つ意味も違っていることがわかりましたね。

わたしたち投資家にとっては、いろいろな情報を分析していかなければならず難しく感じてしまうのも事実です。

そこで、もっと単純に投資すべきかどうかを見極めるコツを紹介します。

買うべきと判断される株

景気が良いのか悪いのかの判断はニュースや専門家が解説してくれますが、私たち一般人でも判断することができます。

一般に、景気が良いと売上高が上がり、景気が悪いと売上高が下がっていきます。

つまり、売上高は、景気の良し悪しに敏感な数値と言えます。

企業の売上高があがり、純利益も上がっている場合は、会社の景気が良く、上手くいっている会社と判断することができ、株を『買うべき』と判断することができます。

売るべきと判断される株

反対に、売上高も下がり、純利益も下がっている場合は、会社の景気も悪く上手くいっていないと判断されるので、株を保有していた場合は『売る』と判断されます。

AIなどのロボットが話題となり、仕事がロボットに変更されていくと言われている企業や時代の流れとともに需要が無くなってきている企業は、売上高も純利益も減っていく傾向にあるので『売る』という判断が賢明かもしれません。

判断に迷いやすい株

売上高は上がってきているが、純利益は減っている企業があります。

これは、将来に向けた機械投資や、宣伝などの広告費に力を入れている企業によく見られます。

また、上場して間もない企業は、広告費などに力を入れているので、純利益が少なく見えてしまうことが多々あります。

このような場合は、『買う』という判断になります。

しかし、広告を多く出したり、設備投資に力を入れていても必ずしも利益に結びつくとは限りません。

ということで『様子見』という判断もありますね。

 

では、売上高は下がっているのに、純利益は上がっている会社はどうでしょうか?

日本は不況が長く続いているせいで、企業の売上高はなかなか上がらず、下がってしまうことが多いです。

それでも、利益を出すために、人件費の削減や、仕入れや原価の削減など、いろいろな努力をして純利益を延ばしている企業があります。

このような企業は、ムダを削減し、筋肉質な経営と言われたりしていて『買う』べき株と判断されます。

しかし、このまま一向に売上高が伸びなかったら、永遠に経費削減をしていかなければならず、事業の規模を縮小してしまう可能性もあります。

『買う』と判断される会社ですが、見極めは慎重に行うべきですね。

どうしても株を買いたい場合は、株価のチェックを頻繁に行い、長期ではなく短期での決済を心がけるようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、会社の『利益』について紹介してきましたね。

売上高から始まり、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、純利益があり、最も重要なのが純利益でした。

純利益は、株主への配当金に使われたり、翌年度の事業の原資になったりと重要なものですが、単純に、純利益だけに注目していてもダメです。

それぞれの利益が持つ意味を理解して、

なぜ?

という疑問をもって分析していくことにより、将来にかけて成長する企業なのか?

これから減衰していく企業なのかを見極め、判断することが大切です。

わからないことだらけで、しっかりと理解せずに、曖昧な考えで投資を始める人もいますが、押さえておくべきところは、しっかりと押さえて投資を始めていきましょう!

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