株主優待はいつ買うのが正しい?1番得するタイミングを解説!【裏技アリ】

株主優待はいつ買うのが正しい?1番得するタイミングを解説!【裏技アリ】

株主優待はいつ買うのが正しい?1番得するタイミングを解説!【裏技アリ】

株主優待は、企業の株を保有しているともらえる、企業からの『お礼』ですね。しかし、お礼というレベルではないくらい充実した株主優待が数多くあり、配当金からのインカムゲインよりも、割のいいものもあります。

また、企業も株主優待に力を入れていて、3分の1以上の上場企業が『株主優待』を実施していますし、最近10年で300社以上も株主優待を実施する企業が増えています。

株主優待を狙った株式投資は投資初心者や、頻繁に株式市場をチェックする時間がない人にオススメですが、注意しなければならない点や、知っておきたい知識もあります。

今回の記事では、株主優待の魅力だけでなく、ポイントも紹介していきます。

株主優待は銀行預金の300倍の利回りも十分可能

株主優待は、株式を購入してくれた投資家に『お礼』の意味で行われる企業からの還元で、自社の商品や商品券、クオカードやギフトカタログなど様々なものがあります。

例えば、吉野家の株を最低購入単元の100株保有することで3000円のサービス券がもらえます。しかも2月と8月の年に2回ももらえるんです。

ちなみに、吉野家の株は18万円から20万円前後で購入することができます。

仮に、銀行に預金として20万円を預けていた場合は1年で20円の利息しかもらえません。

6000円の株主優待と、20円の利息を比べると実に300倍です。

銀行預金の利息は、0.01%ですが、吉野家の株主優待による利回りは3%です。

しかし、株式投資と聞くと、リスクが高く損をするというイメージが強いのですが、株主優待が魅力的な銘柄はそのような心配が少ないと言えます。

優待銘柄は市場全体の動きと連動しない

米中の貿易摩擦の影響で、日本株は全体的に下落しましたね。このような世界的なイベントにより株式市場は敏感に反応して株価が上下します。

投資をするなら、その銘柄の業績や見通しだけでなく『世界の動き』にも注目しておかなければなりません。

しかし、優待銘柄と呼ばれる株主優待が充実している銘柄は、このようなイベントの影響が少なくなりやすい傾向にあります。

優待銘柄に投資する投資家は、株式売買によるキャピタルゲインを狙ったものではなく、配当金や株主優待を狙った長期的な投資スタイルになっていて、多少の株価の上下に反応して、株を売買することがないため株価も安定しやすくなるからですね。

また、優待銘柄は、長期で保有することにより、優待内容がグンとお得になる銘柄もあります。これも、株価を安定させる要因になります。

優待銘柄を買うタイミングはいつ?

優待銘柄は、株価の上下が小さく、どのタイミングで購入しても変わりないように思えますが、実際に購入しようとすると、株価は小刻みに上下していて『買うタイミング』が難しく感じてしまいます。

それに、どうせ買うなら1番お得な値段で買いたいと思いますよね。

チャートの勉強をして、テクニカル分析で株価の動きを予想するのもいいですが、『株主優待を受けられる権利付け日』について知っておけば、優待銘柄を安く購入することができます。

権利確定日に保有していないともらえない?

株主優待は、株式を保有したらすぐにもらえるわけではありません。

『権利確定日』と呼ばれる日に株主名簿に名前が載って、初めて株主優待をもらうことができるんです。

記事冒頭で『吉野家』を例に出したので、ここでも吉野家を例にしていきますね。

吉野家の権利確定日は、2月28日と8月31日の年に2回になっています。

この日に株主名簿に名前が載っていなければ、株主優待をもらえないんです。

権利付き最終日に購入する

権利付き最終日とは、権利確定日の3営業日前のことです。

この、権利付き最終日に、株を購入していると、権利確定日に『株式を保有』していることになります。

なぜ、3営業日かは、名簿に株主の名前が載るまでのにかかる日数からきています。

つまり、権利確定日よりも、『権利付き最終日』の方が重要とも言えますね。

28日(火) 29日(水) 30(木) 31日(金) 1日(土)
権利付き最終日 2営業日前

(権利落ち日)

1営業日前 権利確定日 お休み

上表が株主優待の基本的な考え方です。

権利確定日の3営業日前に、株を購入していれば、権利確定日に権利をもらえることを覚えておきましょう。

ただし、『3営業日』を忘れないようにしましょう。

28日(日) 29日(月) 30日(火) 31日(水) 1日(木)
お休み 2営業日前

(権利落ち日)

1営業日前 権利確定日 通常

上表のような場合、3営業日前が日曜日になっていると、3営業日前は26日(金)となります。

この点に注意しておかなければ株主優待をもらうことが出来なくなるので、しっかりと確認しておきましょう。

ちなみに、各証券会社で下のように確認することもできます。

コチラは私が利用しているSBI証券のものです。

権利落ち日は株価がどうなるか?

権利落ち日は、権利付き最終日を過ぎて、株主の権利がなくなる日です。

権利付き最終日に株を購入していれば、権利確定日に株主名簿に名前が載ることになりますが、逆に言うと、権利付き最終日以降は株を保有していなくても株主優待をもらうことは可能となります。

ですので、下図のチャートにあるように、権利付き最終日の8月28日は株価が高かったのが、権利落ち日の29日になると株価が一気に下がるのがわかります。

優待株式を買うタイミングはいつがオススメ?

テクニカル分析を駆使して、株価をお得に買う方法が一般的ですが、それは中級者、上級者向けの手法と言えますし、株式市場や世界の情勢の情報収集・分析に時間をかけることのできる人向けとも言えます。

投資においてテクニカル分析は必須のスキルですが、優待銘柄に限って言えば、『権利付け最終日』や『権利落ち日』を意識して投資するほうが確実です。

前述したように、優待銘柄は日経平均など、日本経済全体の動きと連動しにくい銘柄ですが、それでも株価の上下はあります。

その値動きが顕著に表れるのが、『権利付き最終日』と『権利落ち日』です。

権利付最終日に向けて、多くの投資家は優待目当てで株を購入していきますね。そうすると株価は必然的に値上がりしていきます。

そして、優待の権利が確定したら保有している株を『売却』していきます。株が売られると、必然的に株価は値下がりしていきます。

株主優待は、優待券目当てで『権利付き最終日』付近で多く買われますが、そこで購入すると『高値つかみ』してしまう可能性があります。

長期的な考えでいくと、『権利落ち日』か、『権利付き最終日』の2~3か月前の比較的に株価が安いときに購入するのが賢い投資となります。

ねらい目の優待株とは?

では、どのような優待銘柄を選べばいいのでしょうか?

オススメの選び方は、

①自分が好きな銘柄

②業績の好調な銘柄

この2つですね。

自分が好きな優待銘柄がオススメ

株式投資というと、安い株を買って、高くなったら売ってその差額で儲けるというイメージが先行しがちですが、本来の株式投資は、

自分のお気に入りの銘柄や応援したい銘柄を購入して、長期的に保有してインカムゲインを得る。

これが本来の株式投資だと私は考えています。

株式投資は、『狩り』と『農耕』に例えられます。

株式の売買によって大きく稼ぐ方法を『狩り』に例えられ、配当金や株主優待で、大きくは稼ぐことはできませんが、長期的に安定した投資を『農耕』と例えられますね。

どちらが優れた投資なのかは、答えはありませんし、個人の性格にもよると思います。

しかし、『急がば回れ』ということわざがあるように、『農耕』でコツコツ資産を増やすのが結果的には◎と考えられますね。

長期的に保有することを考えると、自分の好きな企業やお気に入りのブランドに投資するほうが向いていると言えますし、好きなブランドの優待をもらったほうが、よりお得と感じますよね。

例えば、お酒が飲めない人が『キリン』に投資しても、もらえる優待は『ビール詰め合わせ』などです。

これでは株主優待のうまみを感じることはできないですね。

でも、ビールが大好きな人にとって、『ビールの詰め合わせ』は最高の株主優待になります。

また、興味のない企業より、好きな企業のほうが情報を仕入れやすいです。

株式売買によるキャピタルゲインは、優待狙いの投資であっても考慮する必要はあり、ある程度の情報があれば株価の暴落も早めに察知できますし、高騰したときは株主優待を捨て、売って利益を得ることもできます。

このように考えると、自分の好きな企業やブランドに投資するのがオススメということになりますね。

業績の好調な銘柄は安心

株主優待の内容を確認することは最重要になりますが、それと同じくらい重要なのが、企業の業績です。

業績が悪いと株主優待の内容が悪くなったり、最悪の場合、株主優待が無くなってしまうこともあります。

今までは2000円の商品券をもらえていたのに、業績不振で1000円の商品券になってしまうと利回りも落ち、優待銘柄の良さも減少してしまいますね。

逆に、業績が好調な企業だと次年度以降も同じように株主優待が続きますし、優待の内容もアップグレードされる可能性だってあります。

優待の内容と権利付き最終日、そして業績を確認してから投資をしていきましょう。

総合利回りは最強の指標!

投資には様々な指標が登場してきますね。

PERやPBRなど聞きなれない略語が当たり前のように使われていて、初心者は略語が多すぎて投資が嫌になった経験があるのではないでしょうか?

確かに、投資には覚えなければいけない指標や専門用語がたくさんありますが、優待銘柄を選ぶときにもっとも重要な指標が『総合利回り』と呼ばれるものです。

総合利回りは、『配当利回り』と『優待利回り』を合算した数値になっていて、優待銘柄選びで最も重要な指標といえます。

配当利回りって?

企業は、株式を発行して、投資家から資金を集めていますよね。投資家が出資したお金を使って企業は営利活動を行っているわけですから、その利益は、出資してくれた投資家に既存するという考え方が『配当金』です。

コチラもお馴染みの『吉野家』の配当金の実績です。

年に2回の配当金を投資家に還元していることがわかります。

配当金(円)が10となっているのは、1株につき10円の配当金を支払っているということになります。

株主優待を受け取れる最低株数が100株になっているので、

10円×100株=1000円

1000円が年に2回なので、年間で2000円の配当金を得られることになります。

吉野家の株価は18~20万前後です。前述したように、銀行に20万円を1年預けていても利息は20円ですが、吉野家に投資していれば100倍の配当金を得ることができますし、株価が高騰して売ってしまえば、その分の利益も得ることができます。

優待利回りって?

優待利回りは、株主優待でもらえる商品券や割引券などを現金換算して利回りを計算する方法です。

クオカード500円分をもらったら、現金で500円をもらったと仮定して計算していきます。

吉野家では、100株保有することで、300円の商品券が10枚もらえるので3000円をもらったと仮定します。

商品券は2月と8月にもらえるので、年間で6000円を得たとして優待利回りを計算していきます。

上記2つの合計が総合利回り

配当利回りは、0.95%(予想)となっていましたね。

優待利回りは株価を高めの2000円と見積もって計算した場合で、3%になります。

ということで、総合利回りは3.95%になりますね。

総合利回りの目安はどれくらい?

どれくらいの総合利回りが理想なの?という疑問が出てくると思います。

理想は5%です。

ここまで吉野家を例にしていて気がひけますが、5%が優良銘柄と言えます。しかし、5%を超える銘柄は多くなく、あったとしても優待でもらえるものが使えるものかどうかも見極めなければなりません。

例えば飲食店の割引券をもらったとしても、自宅の周辺にその割引券が使えるお店がなければ商品券は使い道のないものとなってしまいます。

*この場合は、金券ショップやヤフオクなどで売るという方法もあります。

これらを加味すると、総合利回りの目安は4~5%以上となり、その中から自分に合った優待株を選んでいくことになります。

お得な裏技も!

夫婦2人で購入する

株主優待は、100株からもらえるものが多くなっていますが、200株になったから優待も2倍になるとは限りません。

上表もお馴染みの吉野家のものですが、優待内容が2倍になるのは、株数が1000株になってからです。

このように、持ち株数と優待内容は比例しません。

そこで紹介する裏技が、

『家族で購入する』方法です。

夫が200株保有するよりも、夫と妻で100株ずつ保有すると優待を2名分もらえることになります。

200株300株と購入する余裕があるなら、1人で買わずに2人3人で購入するほうが断然お得になるんです。

1人で2単元買う

先ほどは、1人で買うより2人で買う方が優待を2名分もらえたお得と紹介しましたが、1人で2単元買うメリットを紹介します。

株主優待は1単元(通常は100株)でもらえることができますが2単元(200株)になっても優待でもらえるものは2倍にはなりません。

それでも2単元買う理由は、株式売買益のためです。

優待銘柄は、権利付き最終日に向けて株価が上がっていく傾向があります。これは優待狙いの投資家が多いからですね。

その傾向を狙い、あらかじめ2単元購入しておいて、権利付き最終日の直前に1単元を高値で売り、残りの1単元を保有して、権利確定日を迎える手法です。

この方法なら、株主優待と株式売買益の2つの利益を得ることができますね。

慣れてきたら『つなぎ売り』も!

権利付き最終日までに、株を

『現物買い』と『信用売り』を同時に行い、権利落ち日に『現渡』を行い保有株式を解消して、優待権利だけを得るという方法です。

この方法なら、株式売買の手数料だけで『優待の権利』を得ることができ『裏技』と言えます。

ただし、すべての銘柄が『つなぎ売り』に対応しているわけではないので、事前にリサーチしておく必要があります。

また、手数料しかお金はかかりませんが、短い期間は株を保有することになり、実際に株を購入しなければなりません。

ということで、現物買いと信用売りができる『資金』は必要になってきます。

元手0円でできる手法ではないことに注意してください。

余った優待は売ってしまう

優待をもらっても使いきれない場合もありますし、商品券やカタログギフトよりも現金が欲しい場合もあると思います。

そんなときは売ってしまうのもアリです。

手軽に売れるのは『金券ショップ』です。

駅前や商店街に行けばほとんどの場合で金券ショップを見つけることができると思います。

あとは、少し手間がかかってしまいますが、ヤフオクや買取のネットショップで売るという方法もあります。

金券ショップよりも高額で買い取ってくれることもありますが、少々手間がかかるのがデメリットですね。

まとめ

株主優待や配当金を狙った投資は『農耕』に例えられ、長期的な保有がポイントになってきます。

長期に持つことにより、優待の内容が商品券1000円から3000円にグレードアップすることもあります。

すぐに資金を増やしたいと考える人には、『農耕』タイプの投資に魅力を感じないかもしれませんが、預金やタンス貯金がある人は、投資で『農耕』を始めてみるのはどうでしょうか?

預金の何百倍もの利回りになり、かなりお得になりますよ。

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