子どもは好奇心の塊ですよね!
『知的好奇心』が満たされたときに感じる『知的充足感』を、子どもの頃にしっかりと経験させてあげると、
子どもが自分から勉強したり色々なことにチャレンジするようになるんです!
大人になってから成功したり、リーダーになっているような人は知的充足感を幼少期に経験していることが多いこともわかっています。
そんな知的充足感を効果的に経験できるのが『読書』です。
【年齢別】好奇心や読解力を深めるオススメ絵本30選!
成功者は例外なく『読書好き』ですね!
子どものころから本に接する機会が多かった人や、親が読書家だと将来も本を継続して読む傾向があります。
特に、絵本は知的好奇心を親子で経験していくものなので、子どもが感じる知的充足感や安心感、親からの愛情の深さはかなり大きなものになりますね!
子育ての専門家や研究者はみんな『読書』を勧めていることからわかるように、読書は子どもの人生を充実させる重要な要素なんです!
ということで、
0歳~6歳の子どもにオススメする絵本を年齢別で紹介していきます!
今回の記事では、絵本ナビという絵本専門のサイトを参考にさせていただきました。
気になった絵本の画像をタップすると、『絵本ナビ』に行くことができるので、お気に入りを見つけて絵本を楽しんでください!
0歳児にオススメの絵本5選!
0歳児は絵本を読んでもあまり効果がないように思えますが、
- 言葉のリズムや音程
- ママ・パパの声
- 本の質感や感触
赤ちゃんは全てのことから刺激を受けて成長しています!
もちろん絵本の物語などは理解できませんが、読んであげているうちに何かしらの反応をしてくれます。
絵本を読んでいて、少しだけでも笑ってくれれば親としては嬉しい限りですよね!
鳴き声を楽しむ『わんわん わんわん』
0歳児の絵本は物語よりも、音やリズムを楽しむことが大切です。
『わんわん わんわん』は動物がどんどん登場してきて『わんわん』『にゃ~にゃ~』など鳴き声だけで絵本が作られています。
鳴き声の大きさによって、文字の大きさも違っていて読んであげるときにどんな感じで読めばいいのか迷うこともなくなりますね!
可愛らしい絵と鳴き声だけの絵本ですが、0歳児から始める絵本にはピッタリです!
また、子どもが大きくなれば動物と鳴き声の違いもわかるようになってきますし、
『この動物さんのお名前は?』
『犬!』
『じゃあ、鳴き声は?』
『ワン!ワン!』
といった感じで、一緒に遊ぶこともできますね!
リズムが楽しい『どんどこ ももんちゃん』
どんどこどんどこ どんどこどんどこ ももちゃんがいそいでいます。
リズムも良く、読んでいる親も楽しくなる絵本です。
赤ちゃんにとってもリズム良く聞こえてくる音に反応するので、脳にとっても良い刺激になりますね!
ももちゃんの可愛らしさや仕草を見ていると癒されてきますね!
読んでいる私たちも楽しくなりますし、親が楽しそうにしている様子を赤ちゃんは強く感じます。
親子で一緒に楽しい気持ちになって絵本を楽しむことができる1冊です!
また、絵本のラストは感動するという声も多く、子どものためだけではなく、自分のために買ったという人もいるくらいです。
赤ちゃん言葉の絵本『だっだぁー』
だっだぁー だらっ だらーー だっだぁー
絵本で使われている言葉は赤ちゃんがおしゃべりしている擬声語しか使われていません!
赤ちゃんだって、おしゃべりしたいよね。
そんな赤ちゃんのための『ことばの音を楽しむ』ための絵本が『だっだぁー』です。
赤ちゃん言葉で書かれた絵本なので、読んであげるときは声色や表情も変えたりして楽しく読むと赤ちゃんも『キャッキャ』と楽しんでくれます!
赤ちゃんからの反応が高いことから『赤ちゃんの評価が高い絵本』としても有名です。
言葉がわからない赤ちゃんでも楽しめる1冊です!
ちなみに表紙の衝撃的な顔は赤ちゃんの守り神だそうです。
色々な音が楽しい『じゃあじゃあ びりびり』
この表紙を見たことがある人は多いのではないでしょうか?1983年に初版が発売されてから長い間愛されてきた絵本ですね!
私は長男が良まれた時に病院からもらいましたし、多くの家庭での『ファーストブック』となっています。
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」
「いぬ わん わん わん わん」
「みず じゃあ じゃあ じゃあ」
色々な音が小さな絵本に詰まっていて、読んでいくうちに子供がわらってくれるようになるんです!
とても吟味された擬音語が選ばれているんですよね。
破裂音や濁音、高音・低音、やさしい音・・
読んでいると自然にそういう音になりますもの。
本当にステキな絵本です。0歳の赤ちゃんに絶対お勧めです。
大人が読むと絵本はやっぱり『どこが面白いんだろう? 』と疑問になりますが、子どもにとってはドンピシャでハマるのが人気のヒミツではないでしょうか。
子どもがハマって何回も読んだという声や、この絵本を読めばグズりもなくなる。
といった声もあります。
初めての絵本にオススメの1冊です!
ほっこりする『くっついた』
ページの左右に動物が描かれていて、ページをめくるとその動物がくっついている。
そんなシンプルなことを繰り返す絵本ですが、不思議な魅力もあります。
絵本の最後のページでは赤ちゃんとママ、パパが登場して『くっついた』しています。
赤ちゃんのころはわからなくても、何回も読み聞かせをさせていくと、赤ちゃんが絵本の最後でぎゅっとしてくれたりもします。
親子のスキンシップも取れますし、子どもも自然とぎゅっとしてくれます。
とても優しい絵本で心も優しい気持ちにさせてくれますね!
ぎゅっとしたくなったり、されたくなったら読んであげたい1冊です!
1歳児にオススメの絵本5選!
1歳児はできることが一気に増えて、好奇心もどんどん高まってくる年齢ですね!
色々なことに興味が出てくる時期なので、このタイミングで絵本をたくさん読んであげると知的好奇心が刺激されて脳もどんどん活性化されていきます!
笑ったり、真似したり、1人でどんどんページをめくったり。
絵本の楽しい方も増えてくる1歳児にオススメの絵本を紹介してきます!
歩く楽しさ『とっとこ とっとこ』
転んだり、上手く歩けない年齢ですが、歩く楽しさがたくさんで、見ている親も嬉しくなる年齢ですね!
『とっとこ とっとこ』はそんな歩く楽しさをリズムよく表現した絵本で、子どもも『とっとことっとこ!』とマネして楽しそうに歩いたりしますね!
いろいろな動物が可愛い靴を履いてとっとこ歩く様子は楽しいですね!
また、最後のページでは靴だけが描かれているので、『これはタコさんのクック!』って感じで遊びながら楽しめるのもこの絵本の魅力ですね!
初めてのしかけ絵本『コロちゃんはどこ?』
絵本は文字と絵を楽しむだけでなく『しかけ』を楽しむことができますね!
しかけが取れてしまうくらい何度も絵本を楽しんだ経験が私にもありますね。
1歳児にとって『しかけ』は好奇心をくすぐるアイテムですし、楽しさや刺激がいっぱいです!
視覚だけでなく、実際にしかけをめくったりする刺激もありますね!
子どもは絶対に喜んでくれる1冊です!
子どもを笑わせる『だるまさんが』
三男が通っている幼稚園では毎週、絵本を借りてくるのですが、4週連続でこの絵本を借りてきたのを覚えてます!
『だるまさんが……』
どきどきっ!どきどき!
『どてっ』
あ、ころんじゃった。
何回読んでも同じところでゲラゲラ笑ってくれる息子が面白くて、何回も読んでしまいましたね!
だるまさんが転んだり、目をつぶったり、笑ったり。伸びたり、縮んだり。
『だるまさんが…』と読んだときは子どもはドキドキです!
たくさんの『うごき』や『音』が楽しめるオススメの1冊ですね!
作る楽しさ『しろくまちゃんのほっとけーき』
子どもが大好きな『ホットケーキ』が絵本になった人気の1冊です。
ホットケーキが出来上がるまでを絵と音で表現していて、『作る楽しさ』や『ものが出来るまでの過程』を楽しむことができます。
『ぺたん、ふくふく、くんくん、ぽいっ』
ホットケーキを作る過程が擬声語で作られているのはかなり秀逸ですよね!
また、子どもにとって料理は魔法と同じで、作っている様子はワクワクがたくさん詰まっています!
絵本の中でできあがったホットケーキを『いただきます』と言って食べるマネをしてみたり、食べ終わって『ごちそうさまでした』と言ったり。
好奇心だけでなく、子どもの想像力も伸ばすこともできる1冊です!
歯みがきが楽しくなる『はみがきれっしゃ』
小さい頃にしっかりと歯磨きの習慣をつけておくことが大事ですが、はみがきを嫌がるのが親の悩みですよね。
そんな家庭にピッタリなのが『はみがきれっしゃ』です!
「ぼく はみがき だいきらい」
ご飯を食べた後、口をキュッと閉じてしまった たっくんの元に、
しゅっ しゅっ しゅっ
しゅっ しゅっ しゅっ
「はみがきれっしゃ」がやってきます。
歯ブラシを列車に見立てて作られた絵本なので、歯磨きが楽しくなるようなストーリーになっています!
歯みがきは嫌いでも、『はみがきれっしゃ』なら子どもは大好きです!
毎日、歯磨きをする前に『はみがきれっしゃしよう!』と言えば、喜んで歯磨きをしてくれるようになりますね!
『しゅっしゅっしゅ』という音に合わせて歯磨きをして、違う歯を磨くときは『次は前歯駅~』って感じで楽しく歯磨きもできますね!
2歳児にオススメの絵本5選!
2歳児は体を動かすのも上手になりますし、言葉もどんどん覚えていくので、どんどん成長していく子どもを見るのが毎日楽しみな時期ですね!
そして…『魔の2歳児』とも言われている年齢です!
『自分でやる!』『やりたくない!』『いやだ!』などなど。
私も3人の息子のイヤイヤ期を経験してきましたが、めちゃくちゃ激しかったですね。
でも、それだけ自我が出来てきたってことですし、この時期にたくさんの絵本を読んであげることで、2歳児の好奇心も満たされていきます!
大変な時期ですが、才能を一気に伸ばせる時期でもあるんです!
そんな2歳児にオススメの絵本を紹介していきます!
パパにおすすめ『おとうさんもういっかい』
大きくて力もちのパパは、子どもにとって身近なヒーロー的な存在で、ひょいっと持ち上げられて高い高いしてもらったり、飛行機ごっこをしたり、お馬さんごっこや電車ごっこなど、パパとの遊びが大好きです!
そんな楽しいパパと子供が遊んでいる様子を絵本にしたのが『おとうさんもういっかい』です。
絵本を読み終わったあとはもちろん、パパが力尽きるか、子どもが飽きるまで激しい遊びが待っています!
育児に積極的に参加するパパが増えてきましたが、まだまだ子どもとの遊び方がぎこちなかったり、戸惑ってしまうパパもいます。
そんなパパは、『おとうっさんもういっかい』を子どもと一緒になって読んで親子のスキンシップを深めていきましょう!
大きくなってからの高い高いはめっちゃ辛い(体力的にも腰にも)です!
それに、小さいころにパパとたくさん遊ぶことで子どもは愛情を感じ、その後の親子関係はもちろん、1人の人間としても大きく成長することにつながりますね!
お散歩大好き『はるかぜさんぽ』
さくらやタンポポ、ちょうちょなど春の雰囲気を優しく感じることのできる絵本です。
絵本の表紙からもわかるように水彩で描かれた絵は優しさであふれていて、子どもも親も内面から優しい気持ちになれますね!
『はるかぜさんぽ』はシリーズものになっていて、季節ごとに『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆきみちさんぽ』 があり、併せて読みたい絵本になっています!
お気に入りのワンピースに新しい靴、豊かな春の情景など。
お散歩の楽しさだけでなく、優しさや幸せもつまったオススメの1冊です!
体を動かしたくなる『でんぐり でんぐり』
男の子がでんぐり返しをすると、猫や象も一緒になってでんぐり返しを繰り返していくお話です。
体を動かすのが楽しくて仕方ない2歳児に、『でんぐりでんぐり』を読んであげると終わったあとには必ずでんぐり返しをやりますね!
「でんぐり でんぐり ころん ころん」というリズムの良さも子どもにとっては楽しくなりますし、でんぐり返しをするたびに動物のお友達が増えていくのも素朴で微笑ましくなりますね。
寝る前に読んでしまうと寝なくなってしまう可能性もあるので、読むなら日中ですね!
夢がたくさん『そらいろのたね』
人気絵本の『ぐりとぐら』 の作者の絵本で、家が生えてくるというワクワクする物語です!
きつねと交換した『そらいろのたね』を蒔くと、そこからそらいろの家が生えてきます。
どんどん大きくなる家には動物たちがたくさん入っていくというストーリーです。
何かの種をまくときってワクワクとドキドキがありますし、蒔いた種が成長している様子にもワクワクとドキドキが止まらなくなりますよね!
絵本のオチには賛否両論ありますが、私は『夢があふれる良い絵本だなぁ』と感じました!
『ぐりとぐら』も小さく描かれていて絵本にも登場するので、子どもが気づくかどうかも楽しみの1つになりますね!
イヤイヤ期がわかる『ぞうちゃんのいやいや』
うどんが好きなぞうちゃんは『うどん、もっかい』
いやいやともっかいを繰り返すぞうちゃんを見ていると、息子の2歳時代を思い出しました!
子どもの『いやいや』は自我が芽生えてきたことの証です!
できることが爆発的に増える2歳児ですが、まだまだ思った通りに体を動かしたり器用に指先を動かすことが難しいんです。
たくさんの言葉を使えるようになってますが、自分の気持ちを言葉で表現するのも難しい時期でもあります。
イヤイヤ期は親にしてみると『勘弁してくれ…』と思いますが、子どもが自分を認識して成長していることでもあります。
『ぞうちゃんのいやいや』はそんなイヤイヤ期を表現しているとともに、イヤイヤ期の親子のコミュニケ―ションの参考にもなります。
大変でしたが、思い出すとイヤイヤ期も可愛かったなぁって懐かしくなりますね!
3歳児にオススメの絵本5選!
3歳児になるとさらに成長していきますね!
運動能力や知能もどんどん伸びて会話も2歳児に比べてぐっと出来るようになります。
そして…魔の2歳児が終わったあとの『悪魔の3歳児』です!
自分1人でできることが増えて手がかからなくなってきますが、イヤイヤ期が反抗期に変化していきます。
ですが、保育園や幼稚園にも通うようになり、社会性や協調性も付いてくる年齢でもあります。
また、自分の気持ちをだんだんと言葉で表現できるようにもなりますし、言葉を理解する能力も伸びてきます。
絵本のストーリーや内容も理解できてくるので、より一層絵本を楽しむことができる時期でもあるんです!
思いやりがあふれる『しんせつなともだち』
1つは食べて、もう1つは友達に届けてあげます。
かぶをもらった友達は、うさぎと同じように友達にかぶを渡していき、最後にはうさぎの元に戻ってくるというストーリーです。
食べ物がないなか、友達のことを思ってかぶを渡していき、その優しさが繰り返されるという優しさとあたたかさに溢れた絵本です。
かぶが次々に友達に渡されていくのが面白いという子どももいれば、優しさを感じとる子どももいます。
年齢によってとらえ方は変わりますが、雪の中の静かさが逆に暖かく感じ、その雰囲気は子どもにも伝わると思います。
朝鮮戦争時代に食べ物を分け与えたことを基に作られた絵本で、その背景を知ってから読むとまた違った印象や感じ方になりますね。
思いやりの気持ちや温かさを子どもに感じて欲しい!そんな1冊です。
人間関係を学ぶ『きみなんんか だいきらいさ』
幼稚園や保育園に行き出すと、これまでは親や祖父母、親戚だけなど狭い世界が一気に広がっていきます!
私たち大人の世界でも『人間関係』はとても難しく、重要なことですよね。
子どもにだって同じように人間関係があるんです。
仲良しの友達や、いつも一緒にいる友達もいます。でも喧嘩することだってたくさんありますよね!
仲良く遊んでいたのにケンカしたり、ケンカしたと思えば仲直りしていたり。
そんな子どもの世界を繊細に描いたのが『きみなんかだいきらいさ』という絵本です!
懐かしさや可愛さを感じる1冊ですね!
友達ができてケンカもするようになった子どもがいる家庭に読んで欲しい絵本です!
何気なく言っている『おおきくなるっていうことは』
子どもが成長していくと『大きくなったね!』と声をかけることってありますよね!
身長が伸びたり、1人でできるようになったり、親は嬉しくて『大きくなったね』と言うと思います。
でも、子どもはその言葉をどういう風に受け取っているんでしょうか?
読むまでは気づかなかった『大きくなる』ということを深く考えさせられる絵本です。
「おおきくなるっていうことは ちいさなひとにやさしくなれるってこと」
特に印象に残ったフレーズです。
3歳になると弟や妹もできる年齢ですし、保育園にも年下の子がいる年齢です。
大きくなっていく子どもは何を考えているのでしょうか。
そんな疑問を親子で考えてくストーリーでオススメの絵本です!
素敵な世界に行ける『チリとチリリ』
自転車にのって森の中のいろいろなところに行くお話で、子どももワクワクしながら楽しそうに聞いてくれますね!
まだ自転車に乗れない子が多い年齢ですが、いつか自転車に乗れるようになったときのことを想像して、
『乗れるようになったら、一緒に喫茶店にいく~』と言ってワクワクすること間違いなしですね!
後ろからも読める『でんしゃでいこう』
後ろから読むと『でんしゃでかえろう』になっているのもこの絵本の面白さの1つですね!
トンネルを抜けると景色が一変し、絵本の中でいろいろなところへ行く体験ができ、子どもの好奇心をくすぐる内容になっています。
トンネルの中では、乗客の様子もどんどん変わっていき、家族の様子や車掌さんの様子の変化も楽しめます!
「デデンドドン」「デデンゴゴー」「デデドド」という電車の音も楽しく、1つの絵本でたくさんの経験ができるのもこの絵本のおすすめポイントです!
うちの3人の息子たちは、みんな幼稚園でこの絵本を借りてきたので、子ども心に刺さる魅力があるのだと思います。
4歳児にオススメの絵本5選!
4歳児は今まで以上に運動能力も考える力や理解力も成長していきます。
反抗的な言葉を使ったり、急に泣き出したりかん癪を起こしたり。
親を困らせることも多くなる4歳児ですが、実は子どもも困ったりとまどったりもしているんです!
色々な気持ちが子どもの中で渦巻いていき、自分でもわからなくなる年齢なので、いろいろなジャンルの絵本を読んであげて、子どもの成長をサポートしてあげることが大切です!
食べ物にも気持ちがある?『おもちのきもち』
たたかれ、伸ばされ、食べられて…。
そんなお餅が逃げ出していくストーリーは、普段何気なく食べている『たべもの』のことを考えるキッカケになるのではないでしょうか。
おもちが走って逃げだしたり、お腹が空いたら自分をお食べてみたり。
大人の私たちでは想像できない世界がこの絵本にはあります。
子どもも、楽しく笑いながら絵本を楽しむことができますし、親も楽しめる1冊です!
面白おかしく描かれていますが、おもちの気持ちを通して、他人の気持ちを考えたり、いろいろな角度から物事を見ることにもつながりますね!
お兄ちゃん、お姉ちゃんになったら『ちょっとだけ』
自分のことは自分で頑張る健気ななっちゃんの姿と母親の大きな愛情が感動の絵本です。
うちにも三人目の赤ちゃんが生まれました。
長女が「のどがかわいたから牛乳をいれて」と言ってきました。私はその時に赤ちゃんの世話をしていたから「ちょっと待ってて、後で入れてあげるから」
といいました。
すると、長女は自分で牛乳を冷蔵庫から出してコップに入れました。牛乳は上手く入れられず、どぱ~っとこぼれました。
「なにやってるの!!後でっていったでしょ!誰がかたづけるの仕事をふやさないで!」
私は思わず大声で怒鳴っていました。
この本を読んでもらったときに初めて長女の気持ちに気づきました。私が大変だから自分でやってくれたんだ、、、
胸が熱くなって、涙がでてきました。出典:絵本ナビ
うちは3兄弟ですが、
お兄ちゃんにはいっぱい我慢させたし、お兄ちゃんはいつも頑張っていたんだなぁと痛感しました。
特に、うちはひとり親世帯なので余計に我慢させたし、頑張らせていると思うと胸が苦しくなりました。
涙する親が続出し、読むたびに涙が出てくる絵本です。
兄弟がいる家庭に是非おすすめしたい1冊になります。
好きの大切さがわかる『どんなに きみがすきだか あててごらん』
チビウサギとデカウサギがお互いにどれだけ好きかを競い合う物語です。
『好き』という気持ちを言葉にするのは難しいですよね。恥ずかしさだってあります。
でも、好きという気持ちをちゃんと伝えることは、子どもが大人になったときに大切になってきます。
チビウサギとデカウサギは親子なのか、恋人なのか友達なのかはハッキリと描かれていませんが、逆にそこが絵本の世界観を広げてくれてますね!
『好き』を題材にした優しさと幸せがたくさん詰まった1冊です!
あなたのおかげでお母さんになれた『おかあさんがおかあさんになった日』
赤ちゃんが産まれる日は、お母さんの『お母さん誕生日』でもありますね!
お母さんがお母さんになれたのは、あなたのおかげ。
親子の愛情を感じる内容になっています!
子どもにしてみれば自分が生まれた日のことは全くわからないですよね。
- どういう様子だったのか?
- 自分もこうだったのか?
など気になることもたくさんあります。
また、自分がどれだけ望まれて、愛されながら生まれてきたかを教えてくれる1冊になっています。
親子で親子愛を感じることのできる絵本です!
会話が増える『ねえ、どれがいい?』
えっ!?と思うような奇想天外な質問がたくさん詰まっていて、子どもの想像力を育てることができる絵本です。
『なんでそう思ったの?』
『どうして嫌だと思ったの?』
など、質問について聞いてみて子どもに考えさせたり、自分の考えを言葉で表現させてみたり。
子どもの知育にも役立ちますし、子どもの考えを聞いて面白いと思えるのも魅力ですね!
絵本を読んでいる時間よりも、子どもと会話している時間の方が長くなるので、親子で楽しく絵本を楽しむことができます。
究極の選択が次々にでてくるので、要所要所で出てくる、『人生の選択』の練習にもなるかもしれませんね!
5歳児にオススメの絵本5選!
このころの子どもは1年で物凄く成長します!
知能や運動能力も高まりますし、友達一緒に遊んだりして『社会性』も芽生えてきますね!
社会性を育んでいる過程で、友達とケンカしたり、親や先生の言うことを聞かなかったり。
親から見ると心配になりますし、イラっとすることもあると思います。
でも、子どもがしっかりと成長している証拠です!
絵本を通して、思いやりの気持ちを育てたり、好奇心や想像力をふくらませたりして、子どもの成長をサポートしてあげましょう!
待つことを知る『わたしとあそんで』
原っぱに行った女の子が動物たちと遊ぼうとすると、動物たちはこわがって逃げてしまいます。
誰も遊んでくれなかったので、座ってじっとしていると、動物たちが近づいてきます。
このときの女の子の描写がとても繊細に描かれていますね。
そして、最後に動物たちと一緒にいる女の子の表情にもぐっときます。
絵本の中では太陽が温かく見守ってくれているのも安心感を与えてくれますね。
優しくおだやかな気持ちになれる絵本です!
ないしょが大好き『ないしょのおともだち』
親の耳元でコソコソ話をするようになって、とっても可愛いですよね!
この絵本は、似たような状況や環境で暮らしている、女の子とねずみを対比しながら進んでいきます。
ある日お互いの存在に気づき、そこから『ないしょ』が始まります。
そして、女の子が大人になって子どもができてからも、ねずみとの『ないしょ』がまた始まります。
子どもも親も楽しめる内容ですし、絵を見比べて違いを見つけるのも楽しいですね!
友達のことがわかる『よろしくともだち』
オオカミ君は元気いっぱい!でも見た目がこわくて、キバもあるので、コダヌキ君は怖がって友達になれません。
そんなオオカミ君のためにコギツネ君は、オオカミ君の優しさをコダヌキ君に伝えて、友達になることができます。
コダヌキ君のように、ちょっと臆病で気が弱い子もいると思います。
また、オオカミ君のように元気いっぱいでときには友達を困らせたり怖がらせてしまう子もいるでしょう。
そんな良くある子どもの世界を動物たちが表現してくれています。
動物を通して、友達のそれぞれの気持ちを考えることで『思いやり』の心が育っていきます。
友達ができて、ケンカもするようになる5歳児にはピッタリの本ですね!
死について考える『おじいちゃんが おばけになったわけ』
5歳児から『死』について考えるのは早いと感じるかもしれませんが、子どもは『死』について何もわかりません。
また、子どもに『死ぬってなに?』と聞かれても、返答に困るかと思います。
誰も経験したことのない『死』ですが、いつかは教えてあげなければならないことです。
絵本の内容は、
じいじが死んでしまい、オバケになって出てくるというものです。
オバケといっても怖い印象はなく、読み終わったあとは心が温かくなり感動する本です。
『死』について理解するのはとても難しいことですが、絵本を通して死について考えてみるキッカケになるのではないでしょうか。
お金って?『100円たんけん』
100円均一で探してみたり、100円分のお肉はどれくらいなのか?ケーキ100円分はどれくらいなのか?
大切なお金のことを教えて、考えさせてくれる絵本です。
5歳になるとお買い物も自分でしたくなりますよね!そんな好奇心をくすぐってワクワクさせてくれる魅力もあります!
私は、2級ファイナンシャルプランナーでお金には詳しいつもりですし、3人のシンパパということもあり、『お金』についてはしっかりと教えて、考えさせています。
お金に対して良いイメージを持っていない人もいますが、お金の概念は非常に大切なことです!
そんなお金のことがわかる『100円たんけん』はオススメの1冊です!
6歳児にオススメの絵本5選!
6歳児は認知力や理解力、論理的な思考が特に発達していく時期ですね!
遊びの中にルールを作ったり、守ったり。
小学校に入る直前の時期なので、算数や国語などの勉強に取り組み始める家庭も多くなってきますが、
それよりも色々な体験や経験をさせることのほうが、将来的には力になります。
絵本を通して、読解力や想像力を育てていきましょう!
楽しみにしている『はきちゃんの「はっぴょうします」』
年長さんになると『小学生』を強く意識して興味を持つようになりますね!
幼稚園や保育園とは違うところのドキドキしてワクワクしながら想像しているかと思います。
『おにいさん、おねえさん』を意識するようになる年ごろでもありますね!
はきちゃんの学校では、朝に1人ずつ『みんなを驚かせる』発表があり、みんなを驚かせるようなものを探しにいきます。
子どもの好奇心や想像力がわかる本で、大人も一緒になって楽しめる絵本です!
3歳や4歳のときはケンカしても、すぐに仲直りしていましたが、6歳になると小さい頃のように簡単に仲直りしいてスッキリすることが難しくなってきます。
悔しくて泣いたり、自分の気持ちに納得がいかなかったり。
友達と遊びながら協調性や社会性を勉強している年齢で、コミュニケーションも意識するようになりますね。
男の子も女の子もケンカすることはあります!
絵本の内容に、子ども自身も共感することもあり、おすすめの1冊です!
子どもの冒険心をくすぐる『エルマーのぼうけん』
読解力や理解力が成長してきた6歳児には『童話』もしっかりと楽しめるようになっています!
エルマーはどうぶつ島に閉じこめられているりゅうの子を助けに行くために冒険にでます。
リュックには、ガムや輪ゴム、磁石に虫メガネなどを詰めています。
子どもの冒険心をこれでもかってくらい、くすぐる物語ですね!
絵が主体だった絵本から、文章が主体の絵本になるキッカケになるような本です。
少し長く、読み聞かせするのにも時間がかかってしまいますが、章ごとに分けて読むとラクに読み聞かせができます。
名作で、読んだことがある人も多い絵本です!
時代を超えても愛される『エルマーのぼうけん』は絵本の定番ですね!
障がいを考える『さっちゃんのまほうのて』
幼稚園のおままごとではお母さん役をやりたいのに、やらせてもらえない。
「さっちゃんはおかあさんにはなれないよ! だって手のないおかあさんなんて変だもん。」
さっちゃんの右手には指がないんです。
その手を『不思議な力をくれるまほうの手』と言ったお父さん。
その言葉でさっちゃんは辛い現実を乗り越えるキッカケを得ます。
子どもには悪意がなくても、相手を傷つけてしまうこともありますよね。
この本が『障がいを考えるキッカケ』になります。
決して同情や涙を誘うだけの本ではありません。
障がいを持っている子、そうでない子の全ての子どもに読んで欲しい1冊です。
男の気持ちがわかる『おこだでませんように』
いっつもイタズラしたり、女の子を泣かせたり、友達とケンカしたり、親や先生を困らせる男の子。
あー、いるいる!
と思うはずです!
なんで男の子はそんなことをするのか?はっとさせられる内容になっています!
子育てには『正解』がなく、子ども1人1人に合った育て方があります。
それが逆に難しくなるのですが、共通して言えるのは『褒めてあげること』です!
子どもの考えていることがわからなくなったり、子育てに悩むこともたくさんあると思います。
是非、子どもに読み聞かせをしてあげて一緒に絵本を楽しんでください!
絵本の読み聞かせは絶対やるべき!
子どもは急に癇癪を起こしたり、イライラしてしまいますね。
その原因は、
『自分の気持ちを言葉にできないから』なんです。
言葉が少しずつわかってきて、お話もできるようになっても、まだまだ未発達で自分の気持ちをうまく言葉にすることができないんです。
絵本の読み聞かせは、
子どもの語彙力を高め、絵を見て『こういうときに、この言葉はつかうんだ!』というように学習できますね!
想像力を鍛えることもできますし、他人のことを考えることも覚えてきます。
『動画じゃダメなの?』
と思う人もいるかもしれませんが、動画だと『映像』のほうに意識がいってしまい、言葉が頭に入っていきにくいんです。
また、親の声を聴くことで安心感や愛情を感じることにもなります。
忙しくて絵本を読んであげる時間が取りにくいこともあると思います。
それでも、明るい子どもの未来のためにも絵本はできるだけ読んであげてください。
1冊数分で終わるものですよ!
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