IQが高い!記憶力がある!(認知能力)などが大切だとされていますが、本当に重要なのは【非認知能力】と呼ばれる力です!
非認知能力とは、
- 目標に向かって最後までやり抜く力
- 失敗を乗り越える力、失敗から学ぶ力
- 主体的に考え、行動する力
などです!
子どもがこれから成長して、大人になるまでには、たくさんの挑戦と、同じくらいの失敗が付いてきます!
途中で投げ出したり、諦めたりするとそれだけ成長の機会を逃すことになりますし、大人になったときに大きな差になってしまいます。
また、大人になってからも非認知能力の影響力は大きく、成功するかどうかを決めると言ってもいいくらいです!
これまでの『教育』は学力を伸ばすことを中心に考えられてきましたし、実際にそのように考えている人も多いと思います。
しかし、これからどんどん価値観や働き方が多様化していく時代では『勉強ができる』という認知能力よりも【非認知能力】の重要性がますます高まっていきます!
非認知能力は人生の大きな武器になるんです!
『勉強ができる』といった表面的な力ではなく、『あきらめない!やり抜く』といった本質的な力が求められます!
ということで、
【非認知能力の育て方】について詳しく紹介していきます!
非認知能力の育て方!やり抜く力を身に付ける!
まず前提条件として、親が無理やり決めたことを長期間にやらせて、非認知能力を身に付けさせるのではありません!
子どもが自分で考えて決めたことをやり抜くことで、非認知能力は育っていきます!
自分で決めたことは長続きする!
子どもの、自分がやりたいと思ったことや、自分の好きなことに対する集中力は目を見張るものがありますね!
親に『〇〇やりなさい!』と言われて始めても、すぐに飽きてしまったり、諦めたりするものですが、『自分が決めたこと』に対する集中力は大人よりも凄いものです!
基本的に集中力は大人よりも、子どもの方が高いと言われています。
幼少期に、ほっといたら一日中同じことをしていた!なんて経験がある人もいるかと思います。
親としては、『やらせたいこと』があると思いますが、まずは『子どもがやりたいこと』をやらせてあげて、非認知能力を高めてあげましょう!
夏休みの宿題でも非認知能力は育つ!
幼稚園や小学生の夏休みの宿題には、
『夏休みに頑張りたいこと』を3つくらい書いて、実行していくというものがありますね!
- 毎日、お手伝いをする
- 犬の散歩にいく
- 本を読む
などなど、おうちの人と相談しながら決める宿題ですね。
このタイプの宿題の良い所は、『自分で何をするかを考えて、自分で決めて、毎日実行していく』という点です!
まさに、非認知能力を鍛えるための宿題といっても良いくらいですね!
『夏休みのドリル』や『植物の観察日記』、『絵日記』がどうしても目立ってしまう夏休みの宿題ですが、こちらのタイプの宿題も非常に効果がある宿題です!
子どもと一緒になって頑張ってやり抜きましょう!
親の応援が非認知能力を育てるのに効果的!
子どもが頑張る原動力になるのは、『親の存在』です!
- 親に褒められたい
- 親に喜んでもらいたい
- 親に認められたい!
といった感情が子どものモチベーションを高めてくれます!
特に親からの応援は子どもにとってかなり大きなモチベ―ションになります!
応援したり、褒めたりするのは恥ずかしいと感じることもあるかもしれませんが、子どもの成長を考えて積極的に声に出していきましょう!
注意したいのが、『こどもに対する期待』です!
適度な期待は、子どもにとってのやる気の原動力になりますが、過度の期待は子どものプレッシャーになってしまいます。
期待に応えたい!失敗しないようにしなきゃ!と考えるようになり、それが消極性にもつながってしまう可能性もあります。
集中力は親の接し方で4倍も違ってくる!
心理学の実験で、
- 子どもがやっていることにずっと注意を向けている親
- 子どもに勝手にやらせて、特に注意をむけない親
この2つのタイプの親で、子どもの集中力に4倍も違いが出る!という実験があります。
子どもの集中力を4倍になるのは、前者の『ずっと注意を向けている親』のケースです!
親が見ていてくれている!というのは、子どもにとって嬉しいものです!
例えば、子どもがパズル遊びをやっているときに家事をやったりスマホをいじったりするのではなく、できる限り、子どもに目を向けて集中力を高めてあげましょう!
非認知能力の育て方!失敗から学べる力を身に付ける!
誰も好んで失敗しようとはしないはずです!
できれば失敗せずにスムーズに成功したいものですよね!
これは大人だけでなく、子どもにも同じことが言えます!
老若男女、みんな失敗はしたくないんです!
失敗から学べることは大量にある!
失敗にはネガティブなイメージしかないかもしれませんが、『失敗から学べること』は非常にたくさんあります!
ほとんどの場合で、成功したときよりも失敗したときの方が勉強になりますね!
ということで、失敗しないように挑戦して、もし失敗してもそこから先の行動が大切になってくるんです!
子どもは、これからたくさんの挑戦をして、たくさんの失敗を経験していくことになります。
失敗したときにどうすればいいのか?を学び、経験させることが幼少期では非常に大切なことですし、非認知能力を育てるためにも重要になります!
それに、大人になってからの失敗よりも、子どものころの失敗のほうがダメージは少ないですし、これからの人生で、失敗は大きな財産にもなりますね!
挑戦する場を提供する!
【失敗する=挑戦の結果】ってことになりますね!
幼少期の様々な経験や挑戦は、子どもの貴重な財産にもなります!
子どもがやりたいと思ったことや、興味を示したものは積極的に挑戦できるように【場】を提供してあげましょう!
その挑戦が子どもの『主体性』を育てるのにも役に立ってきます!
失敗からどう学ぶか?次にどうするか?
- 失敗したときにどうするのか?
- なぜ失敗したのか?失敗しないためにはどうすればいいのか?
- どうやって活かせばいいのか?
- 失敗してすぐに起き上がる方法
上記のことは、失敗から学べる貴重な勉強です!
子どもが失敗したときは、親心から『失敗しないコツ』などをすぐに教えたくなりますが、
『まずは子どもに考えさせる』のが親の本当の優しさになってきます!
失敗したことに対して、自分で考えて、自分の力で解決しようとする力は、これからの人生で大きく役立ちます!
そして、これこそが非認知能力で。諦めずに最後までやり抜く力なんです!
非認知能力の育て方!投資という視点を持つ!
子育てと投資には似ている部分がたくさんあります!
子どもの才能を見極め、伸びそうだと思えばスクールに通わせたり、専門の先生に習ったり。
なんでもかんでも投資していれば、家計が苦しくなりますし、子どもの力にはなかなか結び付きません!
大切なのは、投資すべきポイントをしっかりと見極めることです!
子どもの本気度を確かめる!
子どもは好奇心旺盛なので、少しでも興味を持ったら『やってみたい』と言いますが、その全ての要望に応えていたらお金がいくらあっても足りませんよね。
また、いろいろなことをやらせると『どれも中途半端』になってしまう可能性もあり『器用貧乏』にもなってしまいいます。
大切なのは、『なぜ、やりたいのか?』という理由です!
- 友達がやっているから
- テレビやネットでやってたから
というような理由であれば、子どもには本気度があまりないと言えます。
『しっかりとした自分の理由』がきちんとあるかどうかを判断して、挑戦させましょう!
簡単にやめさせない!あきらめさせない!
難しい部分もありますが、一度挑戦したら簡単には諦めさせないのも非認知能力を育てるうえで重要なことです。
なにかに挑戦するときに、『子どもの本気度』をしっかりと見極めていれば、子どもがやめたいと言い出しても『続けさせる』という判断ができるはずです。
反対に何となくやらせた挑戦は、子どもがやめたいと言い出す可能性は高いですし、もともと始めた理由も曖昧なので簡単にやめさせるという判断をしてしまいがちです。
『親が決めたこと』を無理して続けさせるのは子どもにとってもストレスになり、逆効果になってしまいますが、
子どもが自分の意思で決めた挑戦は簡単には諦めさせずに続けさせましょう!
とはいっても、『実際にやってみて、思っていたのと違った』というのはあるかと思います。
そんなときは、しっかりと子どもと相談してから、やめる・続けるの判断をすることが大切です!
諦めないという非認知能力は人生で大きな武器になる!
大人になれば、嫌なことでも歯を食いしばって続けなければならないことはたくさんありますよね。
投げ出したり、逃げ出したくなる場面もあるかと思います。
そんなときに『諦めずに挑戦する心』は大きな武器になります。
『成功するコツは、成功するまで辞めないこと』と言われることがありますが、
諦めずに続けることで成功することもるので、子ども時代にしっかりとその土台を作ってあげましょう!
何に投資するか?そもそも投資する資金はあるのか?
子どもがどれだけ経験でき、挑戦できるかは親によって決まります!
心理学では、子どもの人格形成に与える親の影響は全体の10数パーセントで、その他は環境によって形成させる。とされています。
この事実だけなら、親の影響は少ないと思ってしまいますが、『子どもの周りの環境』を整えるのは親です。
- どこに住むのか?
- どんな学校に通わせるのか?
- どこに行くのか?
- 何を習わせるのか?
- 何を経験させるのか?
上記のような、子どもの環境は、ほとんど親によって決められるものですし、もっと言うと、親の経済力で左右されるものでもあります。
しかし、『金持ち』でなければ、子どもの環境を整えられないといいうわけではありません。
『ちょっとのお金の余裕』があれば、環境を変えることは可能です!
投資や資産運用でお金を増やしていくことが大切になってきますし、
子どものどこに『投資するのか』が重要になってきます!
子どもに対する投資は、通常の投資とは違い、見返りを求めるものではありません。
子どもが幸せになるために投資するものです。
何をしたら、子どもにとって最もためになるのか?をしっかりと考えて投資をしていきましょう!
まとめ
私も社会人となって十数年がたちました。
後輩も毎年増えていき、『最近の若いのはすぐに辞めるし、簡単にあきらめるなぁ』という古くておっさん臭い気持ちになることもあります。
嫌なことや、自分に合わないことをムリして続ける必要は全くありませんが、『始めた目的を達成』するまでは、続けるべきだと思います。
何かに挑戦して続けていく過程で、挫折や失敗もありますし、諦めたくなることもあると思います。
そんなときに役立つのが『非認知能力』です!
- 目標に向かって最後までやり抜く力
- 失敗を乗り越える力、失敗から学ぶ力
- 主体的に考え、行動する力
これらの力は、子どもが大人になる過程でも重要になりますし、大人になってからも大切な力です!
そして、非認知能力を育てられるのは親である私たちです!
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