ETF投資と投資信託の違いとは?仕組みと特徴を5分で解説!

ETF投資と投資信託の違いとは?仕組みと特徴を5分で解説!

株や債券に投資をしていると、どうしても値動きが気になり、調べる手間がかかります。

実際に、仕事中に株価が気になってずっとスマホを見ている人は周りにいませんか?

本業に影響を与えるくらい株価は気になるものですが、スマホばっかり見ておけませんし、何より値動きがストレスになって投資に疲れてしまいます。

そんな人に紹介したいのがETFです。

ETF投資と投資信託の違いとは?仕組みと特徴を5分で解説!

中長期での運用を考えているならETFはうってつけです。また、短期運用には向いていないと言われることもありますが、短期投資にもETFを有利にする方法もあります。

有名投資家もETFをオススメしているので、この記事でETFの仕組みを理解しておきましょう。

ETFの仕組みとは?

では、ETFの仕組みを確認していきましょう。

ETFを理解するための前提知識

まず、投資の運用方法にはパッシブ運用とアクティブ運用というものがあります。

アクティブ運用は、より大きな利益を狙う運用方法で、インデックスと呼ばれる指数の値動きを超える結果を狙っていきます。

インデックスとは、東証株価指数や日経平均株価などです。ニュースを見ていると毎日、紹介されている株価のことですね。

例えば日経平均株価は、日本の代表的な225の企業の株価の平均値を示したものです。225の企業の中には株価が上がった企業もあれば下がった企業もあります。それらの平均値が日経平均株価の値段で、インデックスと言われる指標になります。

インデックス以上の利益を狙うということは、この平均値よりも大きく株価が動きそうな銘柄に投資して利益を狙うことになります。これがアクティブ運用と言われるものです。

アクティブ運用では、ベンチマーク以上の利益を狙うため、銘柄を個別に調査する手間がかかってしまいます。そのため、信託報酬が高くなりやすいですが、より大きなリターンを狙うことが可能になります。

一方のパッシブ運用はインデックスと同じような値動きを狙う運用方法になります。

パッシブ運用では、日経平均や東証株価指数などのメジャーな指数がベンチマークになり、銘柄を個別に調査する手間が少なくなるので、信託報酬が低くなりやすいメリットがありますが、リスクが低いためリターンも低くなります。

ETFはパッシブ型の投資信託

ETFは、日経平均や東証株価指数などのインデックスと同じような値動きを狙う運用方法になります。

投資信託は、複数の銘柄の株式や債券などが組み合わさった商品ですので、アクティブ運用でもパッシブ運用でもポートフォリオを組むことができますが、パッシブ運用で、ポートフォリオを組むと安全性がより高くなるのが特徴と言えます。

ニュースなどで、日経平均株価を見てみると、前日比数十円~数百円の値動きがほとんどで、その変動幅は、日経平均株価全体の数%しかありません。

しかし、株式を個別に見てみると1日で20%以上動くことなんてザラです。

パッシブ運用では、日経平均株価などの大きな指標と同じような値動きになるようにポートフォリオが組まれているため、大きな損失を受けることが少なくなるんですね。

ただし、リスクが少ない分、リターンも少なくなってしまうので、中長期の投資に向いていると言われている理由がコレです。

反対に、アクティブ運用では、1日で20%以上値動きする銘柄でポートフォリオを組んでいるので、ハイリスク・ハイリターンになりやすくなります。

ポートフォリオを組むと安全性が増すと言われますが、運用方法によっても安全性は変わってくるんですね。

少ない資金で安全な分散投資ができる

ETFのメリットの1つに分散投資による安全性の向上があげられます。

たとえば、日経225でポートフォリオを組むためには莫大な資金が必要になります。それこそ億単位の資金が必要です。

しかし、ETFを使えば数万円で上記と同じような分散投資を行うことができます。

もう少し詳しく説明すると、

わたしたち個人の投資家がETFを利用せずに、日経平均株価と連動するようなポートフォリオを組むためには、極端に言うと225企業すべての銘柄の株を購入する必要があります。

全ての銘柄の株を保有しておけば、日経平均株価の値動きと同じ動きをするポートフォリオを組むことができたと言えますね。

しかし、前述したように莫大な資金が必要になり、現実的ではありません。

一方、ETFは、プロの投資家が225の企業の中から選別して、日経平均株価の値動きと同じような値動きになるようにポートフォリオを考えてくれます。

また、投資信託は、複数の投資家から資金を集めて、そのお金で運用をするため、私たち投資家は少額から始めることができる仕組みになっています。

このように、ETFを利用すれば少額で安全性の高い投資を行うことができるようになります。

いつでも売買できる

ETFは、投資信託を株式のハイブリットのようなものと考えることができます。

一般に、投資信託は上場していないためいつでも売買を行うことはできません。

市場は朝9時に開き、15時には閉まります。

投資信託の基準価格の計算は市場が閉じたあとに行われるため、計算後に売買をするしかありません。

1日1回、計算がされ売買が行われるため、午前中など市場が閉まる前に売買注文をしていても計算が終わるまでは決済がされません。

つまり、当日に出した売買注文は正確な価格がわからない状態で行われることになります。

しかし、ETFは上場しています。

上場しているということは、市場が開いている間はリアルタイムで売買を行うことができます。

相場は常に動いていて、突発的な値動きももちろんあります。

一般の投資信託では突発的な値動きにすぐに対応するのが難しいですが、ETFであれば、リアルタイムで売買ができるため、突発的な状況にも対応しやすくなるメリットがあります。

ETFの種類

ETFは、様々な指標をベンチマークとして運用しています。

前述したように、日経平均株価や東証株価指数のほかにも、REITや金、債券、原油など様々で、S&P500などの外国株式の指標や、外国債券もあり、東京証券取引所には200以上のETFが上場しています。

なかでも、アメリカの代表的な株価指数である、S&P500は特に有名です。

投資に興味がある人なら1度は聞いたことがある、ウォーレン・バフェット氏もS&P500を強くオススメしていますし、その他の著名な投資家もS&P500に絶大な信頼を寄せています。

投資の神様であるウォーレン・バフェット氏も、妻に『自分が死んだら資産の90%をS&P500のETFで運用するように』と言っているくらいです。

上記のチャートは長期のS&P500のチャートになりますが、物凄い上がり方ですよね。

途中、上下していますが、長期的に見ればどんどん伸びていますし、投資の神様がオススメするのも納得です。

このS&P500に連動するETFを中長期で保有していれば有益な資産運用ができる可能性が非常に高いと言えますね。

わかりやすいメリット

ETFは日経平均株価などの指数に連動するように運用されています。

個別の銘柄に株式投資をする場合は、企業の情報を細かく仕入れたりしなければなりません。

また、会社員など、日中働いている人にとっては、常に相場を確認するのは難しいですが、日経平均株価などの有名な指数は、スマホをちょっと開けば確認できますし、テレビでも高い頻度で紹介されています。

ETFは身近なところから情報収集をすることができ、わかりやすいのも大きなメリットと言えますね。

ETFで短期売買

ここまでの記事で、ETFは中長期の資産運用に有利だとわかったと思いますが、実は、短期でも有利に運用することができるんです。

その理由は、

  1. ETFは投資信託に比べ安いコストで運用することが可能
  2. レバレッジを効果と複利を利用する

まず、ETFのコストは投資信託に比べ安く済みます。理由は前述しましたが、パッシブ運用のため信託報酬が安くなりやすく、ネット証券を利用すれば販売手数料が無料(ノーロード)で運用できるからです。

もう1つの理由としてレバレッジ効果と複利を利用する方法があります。

レバレッジとは『てこの原理』のことで、投資でいうレバレッジは、自身の資金の数倍の金額を運用できる方法として用いられています。

たとえばレバレッジ3倍だと資金は5万円だけど、投資運用できるのは15万円になります。

値動きの少ないETFでも、レバレッジを効かせることにより数倍の効果を得ることが可能です。

ブル・ベア投資

投資信託の商品を見ていると、トリプルブルやトリプルベアといった単語を目にすることがあると思います。

ブルとは、相場が上昇局面で利益を出すことができる運用方法でベアは反対に下降局面で利益を出すことができる運用方法です。

日本の相場は長期的に見れば、上昇局面にあると言えるのでブル型の投資信託が有利だと考えることがえできますね。

そして、トリプルブルの『トリプル』の意味ですが、これがレバレッジのことになります。

トリプルは3倍のレバレッジということになります。

つまり5万円で10%の利益がでた場合、通常だと5千円の利益ですがトリプルだと1万5千円の利益になります。

さらに、ブル型の投資信託に投資していて、上昇局面で利益がでた場合に利益を再投資すれば複利効果が働き、さらに大きな利益を得ることができます。

ただし、ETFではレバレッジはブル型は2倍、ベア型は1倍までしかないため、最大でもレバレッジ2倍での運用になってしまいます。

ETFで短期投資とする方法

上記のことをふまえて、ETFで短期運用する場合は、

まずは相場の状況を見極めます。レバレッジ2倍を活用したいので、相場が上昇局面のときが狙いどころですね。

上昇局面に入ったと判断できたらダブルブル型の投資信託を購入します。ETFはリアルタイムで売買ができるのでここで有利に働きますね。

相場が上昇し、十分な利益を確保できたら、利益確定をします。

反対に下げ相場のときはベア型で、同じ要領で売買をしていきましょう。

短期売買の大きなリスクとは?

ETFによる短期売買はレバレッジを効かせることにより大きな利益を狙うことができますが、大きなリスクがあることを忘れてはいけません。

利益を得るスピードが2倍、3倍となりますが、反対に損が出るスピードも2倍、3倍になります。

投資の初心者がメリットにつられてレバレッジを効かせてしまうと、あっという間に大損失を出してしまうこともあります。

レバレッジは、ハイリスク・ハイリターンということを理解することが重要です。

ちなみにFXはレバレッジが25倍まであります。とんでもないハイリスク・ハイリターンだと言えますね。

まとめ

ETFは投資信託と株式のハイブリットのような金融商品です。

市場が空いている時間であればリアルタイムに売買をすることができ、これを利用して短期で利益を狙う方法もあります。

しかし、ETFの本来のメリットは安全性だと私は思います。

ETFで使われるインデックスは日経平均株価などの有名なもので、細かく相場を確認しなくてもテレビやスマホで手軽に確認できます。

投資によるストレスを大きく軽減してくれるのもETFの大きなメリットです。

初心者向けの投資方法で、安全性も高くわかりやすいので、将来本格的に投資を始めたい人はETFから始めてみるのもいいでしょう。

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