FPは『資格の更新』や『一部合格の免除申請』に有効期限はある?

FPは『資格の更新』や『一部合格の免除申請』に有効期限はある?

【2020年4月17日更新】

FPの資格は、取得したあとに『更新』や『有効期限』は基本的にありません!

*FPは種類が多く、資格によっては更新や有効期限があります。

また、FP試験は学科と実技があり、両方に合格して初めて『FP』の資格を取得することができますが、1度の試験でどっちも合格する必要はありません!

学科か実技のどちらかで合格点数を取ると『一部合格』となり、次の試験で免除されることになるんです!

でも、ずっと免除されるわけではありません!

『一部合格』には有効期限があるんです!

では、これからもっと詳しく解説していきます!

この記事の筆者について
2級をいきなり受験できることを知らずに、3級を独学で取得!その後、2級取得を目指すも、独学の限界を感じ通信講座を利用して2級FPを取得!その時に調べた【通信講座の選び方】や【勉強方法】を、経験談をもとに紹介していきます!

FPは『資格の更新』や『一部合格の免除申請』に有効期限はある?

資格の中には、有効期限があったり、一定期間ごとに更新をしたり、年会費を支払うなどの手間がかかるものがありますよね。

でも、FP資格は1度資格を取ってしまえば一生有効になります!

面倒な手続きや、お金もかからないのもFP資格のメリットですね!

ただし、上記のことは『基本的に』という条件があります!

有効期限や更新料が必要なFP資格とは?

ネットで調べてみると、

『FPは1度取れば、あとは何もしなくても大丈夫』という情報が出てきますが、そんなことはありません!

FP資格の中でも、民間資格のAFPやCFPは有効期限がありますし、年会費だってしっかり発生します!

上記の記事で、AFPについてがっつり説明しているので、これからFPを取得して仕事で活かしたり、転職や就職で活用しようと思っている人は参考にしてみてください。

FPとAFPの違いって?

同じ『FP』の名前がつく資格ですが、この2つの資格には明確な違いがあります。

FP資格は、

  1. 1度取得すればあとは何もしなくていい!
  2. 資格さえ取ればお金も手間もかからない!
  3. 覚えた知識を忘れても資格はなくならない!

上記のことからわかるように、FP資格は合格さえしてしまえば、な~んにもしなくても良い資格なんです!

資格の維持がめちゃくちゃ楽なんです!

一方のAFPは、

  1. 有効期限は2年
  2. 試験や研修を受けて、単位を取らないといけない(自己負担)
  3. 年会費1万2,000円

お金はかかるわ、試験を受けたり研修を受けたりとなかなか大変なんです!

でも、試験や研修を受けることで勉強を継続することができますし、常に最新の情報や知識を身に付けることができます。

FPが扱う年金や税金、金融資産の分野って法改正が多く、知識をどんどんインプットしていかないと使えない資格になってしまうんです。

資格取得後も、自分から継続して勉強するのって難しいことなので、強制的に勉強しなければならない環境になるのは逆に良いことと考えることもできますね!

ただし、ハッキリ言って年会費が12,000円は高いですが、その分、資格としての希少性や信頼性が高くなるのは大きなメリットになりますね!

有効期限内に申請する必要がある!

AFPになるためには、【2級合格+認定研修の修了】が条件になります。

認定研修とは、通信講座が実施している研修のことで、3級試験の免除などのメリットもあるものですね!

認定研修って必要?順番や修了する意味をFP2級が解説!コチラで詳しく解説しているのでどうぞ!

AFPになるための申請手続きは、2級合格した日もしくは、認定研修が終了した日の翌々年度末までに行わなければなりません。

申請手続きまで2~3年の猶予期間はありますが、もしも有効期限内に申請を行わなかったらAFPになる資格を喪失することになります。

有効期限が切れてしまったら…

もしも有効期限内に申請手続きを行わなかったら、

  • 2級試験を再度受験する(学科は免除)
  • AFP資格審査試験と同等レベルの試験に合格(1万円かかる)
  • 認定研修を再度、修了する

期間をすぎてもAFPになる手段はありますが、面倒ですよね…。

ってことで、

FP2級の合格発表の日までには、AFPになるかどうかを決めておくことをオススメします!

ここまでをまとめると…

FP2級や3級には、有効期限や更新は必要なく、費用も一切かかりません!

自分のライフプランを考え直すためや、自己啓発のためにFP資格を取得する人は、AFPを取る必要はないと思います。

資格を取得後は、自分のペースでFP資格を活かしておきましょう!

反対に、AFPを取得して仕事で活かしたい人や、就職や転職で活かしたい人は、

有効期限があり、けっこうな費用がかかることを覚悟しておきましょう!

一部合格に有効期限はある?

日本FP協会のホームページで一部合格の有効期限について調べることができますが、『???』と感じる部分があるので、もう少しかみ砕いてわかりやすく説明していきます!

技能士は学科を無期限で免除できる!

FP技能士(技能検定の合格者)は、無期限で、同じ級または下の級の学科試験の免除申請を行うことができます。

まずコチラがわかりにくいです!

FP技能士とは、『学科試験』と『実技試験』のどちらにも合格した人のことを言います。

つまり、FP3級やFP2級資格を持っている人です。

これらの人が、無期限で学科を免除できるって『意味ないじゃん』って思いません?だって既に資格を持っているわけですし。

この文言の真意は、『AFPの申請期限を過ぎてしまった人』のためにあるものです。

前述しましたが、

  • 2級試験を再度受験する(学科は免除)

とありましたね!

このことを言っているんです!

2級取得者が3級を取得するって?

2級FP技能士(2級FP技能検定の合格者)は、3級学科試験の免除申請を行い、3級実技試験を受け、合格すれば、3級FP技能士を取得することが可能です。

上記の文言も『???』となりますよね。

FP2級を持っているのに、3級をわざわざ受ける人がいるのかわかりませんが、『学科試験』が免除されるみたいです。

多分、2級取得者で、3級を取得したいと思う人がいるんでしょうね。(資格マニア?)

ちなみに、FP2級の受験資格って『3級取得者』が基本ですが、いきなり2級から受験する方法があるんです!

学歴不問!最短で誰でも『FP2級の受験資格』を手に入れる方法!コチラの記事で『受験資格』についてがっつり解説しているので、気になる人は読んでみてください。

ここから『一部合格』の説明です!

一部合格(学科試験のみの合格、または実技試験のみの合格)は、当該合格した学科試験または実技試験の実施日の翌々年度末までに行われる技能検定に限り、当該合格した学科試験または実技試験が、申請により免除されます。

たとえば、2020年1月に学科試験だけ合格した場合、2022年1月試験まで学科試験が免除されます!

この間に実施されるFP試験は計3回です!

*2020年5月試験は中止になりました。

有効期限については、試験実施日の『翌々年度末』というのがポイントですね!

これだけ試験回数があると、勉強方法をよっぽど間違えない限り合格することは簡単です!

FP2級合格のコツ!実技と学科の『勉強法』を2級取得者が解説!コチラの記事で勉強法については確認しておきましょう!

一部合格の免除申請は忘れずにしよう!

一部合格したからといって、自動的に試験が免除されるわけではありません。

免除の有効期限内に一部合格番号を記入して、免除されることになります。

一部合格番号は『試験申し込み時』に記入する必要があります!

せっかく合格したんですから、忘れずに免除申請を行いましょう!

まとめ

FP資格には、

  • FP1級~3級の国家資格
  • AFP・CFPの民間資格

2種類の資格があります。

この中で有効期限があり、更新の必要があるのは民間資格の方でしたね!

どちらの資格を目指すかは人それぞれですが、

  • 仕事で活かしたい人は民間資格
  • 自己啓発のためなら国家資格

がオススメです!

一部合格にも約2年の有効期限がありますが、一部合格したなら連続で試験を受けてささっと合格したいものですよね。

それに、時間がたつとモチベーションも下がりますし、身に付けた知識もなくなってしまい勿体ないです!

一発合格が1番ですが、2回目までには合格できるようにしたいですね!

ちなみに私は一発合格できました!といっても通信講座を利用しましたが…。

FP2級が教える!ファイナンシャルプランナー通信講座おすすめランキング!で紹介しているので、通信講座が気になっている人は1度目を通しておくことをオススメします!

2級FPカテゴリの最新記事