【FP監修】生命保険に入ってないのはリスクが高い?真実を伝えます!

【FP監修】生命保険に入ってないのはリスクが高い?真実を伝えます!

公益財団法人生命保険文化センターによると、生命保険の世帯加入率は88.7%となっており、10人に9人はなんらかの生命保険に加入していることになります。

『就職や結婚をしたら生命保険に入る』という風習のようなものもあり、加入率は非常に高くなっていますね。

しかし、本当に生命保険は必要なのか疑問に感じたことがあると思います。

  • 生命保険に入っていないとリスクが高い?
  • 結婚をしていたり、子どもがいるなら絶対に入るべき?
  • 入ってなくても問題ない?

こういった疑問を解決していきましょう!

筆者について
2級ファイナンシャプランナー!年金や保険の見直しはFPの得意分野! 会社に所属するFPではないので、保険の売り込みや勧誘は一切しません!『知らないとヤバイ、家計とお金』の話を包み隠さず公開します!

生命保険に入ってなくても問題ない!?

10人に9人は生命保険に加入しているくらいですから、『生命保険は入ってないとやばい』というイメージがあるかもしれませんが、全員が生命保険に加入する必要はありません!

人によっては生命保険が絶対に必要ですが、逆にほとんど必要ないという人もいます!

生命保険に入る目的は?

生命保険は、自分が死んだときに受取人に保険金が入ってくるものですね!

例えば、夫婦、子ども2人の家族で夫が死亡した場合、残された妻や子どもは、夫の収入がなくなり生活や学費で苦労することになりますね。

このように残された遺族がお金のことで困らないよにするのが生命保険の目的になります。

ということは、

自分の収入で生活をしている人が今現在、自分以外にいないのであれば、お金を残しておく必要もないということです。

20代の比較的若い世代の人によくあるのが、『生命保険の受け取り人を親』にしているケースです。

今まで育ててくれたことに恩を感じていると思いますが、親としては子どもが死んで受け取れる保険金なんて1円だって欲しくありません!

生命保険はあくまでも、

自分が死ぬことによって困る人がいる場合に加入するものです。

そして、足りない部分を保険で補うのが正しい加入方法です!

生命保険に入ることが最良の選択とは限らない!

自分が死亡したり、重度障害になって働けなくなるリスクに備える方法は生命保険だけではありません。

後述しますが、国の制度だったり、資産運用などの他の方法でもリスクに備える方法はたくさんあります。

とりあえず生命保険!という考え方ではなく、いくつかの方法を考え、その中から自分に1番合った方法を選択するのが賢いリスクへの備えです!

実は生命保険に入らなくても死亡に備えられる!

生命保険のうたい文句に『もしも自分が死んだら、残された家族が安心して暮らせますか?』といったものがありますね。

夫の収入で生活費をまかなっている家庭が多いので、『残された家族の生活費や学費』を考えて生命保険に加入しますが、

そもそも日本の制度では生命保険に入らなくても、ある程度の生活ができるような仕組みになっています!

遺族年金は思っている以上にもらえる!

日本の年金制度は、

  • 20歳以上の人が全員加入する国民年金
  • 会社員や公務員が加入する厚生年金
  • iDeCoか国民年金基金などの年金の上乗せ

この3つで成り立っています。

会社員やサラリーマンであれば、国民年金と厚生年金に加入しているので、もしも死亡したとしても、

  1. 遺族基礎年金
  2. 遺族厚生年金

この2つの遺族年金を受け取ることができるんです!

どちらの年金も加入して、しっかりと年金保険料を支払っていればもらえる年金で、

遺族基礎年金は、支払った年数に関係なく年間780,100円を受け取ることができます!(2019年度の場合)

つまり月あたり約6万5,000円を受け取ることができます。

子どもが2人いた場合は、月あたり約3万7,000円が加算されるので、合計10万円の遺族基礎年金を受け取ることができるんです。

さらに、遺族厚生年金からは、すでに支払った『報酬比例部分の4分の3』の遺族厚生年金を受け取ることができます。

報酬比例部分については年金定期便で確認することができますね!

住宅ローンは生命保険に加入している?

住宅ローンを組むときにほぼ間違いなく加入しているのが『団体信用生命保険(通称:団信)』です!

死亡して、ローンを支払えなくなった場合に、ローンの残債を団信が代わりに支払ってくれるものです。

例えば、夫の名義でローンを組んでいて、ローンの残債が2,000万円残った状態で夫が亡くなった場合は、ローンの残債が0円になります。

残された家族は実質、家賃0円で家に住めることになるんです。

ってことは毎月の家賃分が生活費からなくなるんです!

仮に月に9万円の住宅ローンを支払っていたとすると、その9万円がまるまる他の生活費に回せることになりますね!

ローン残債が0円になった家は、賃貸に出して家賃収入を得ることもできますし、売却してまとまったお金にすることもできます。

マイホームを買ったことにより、自動的にこれだけの生命保険に入っているんです!

他にもいろいろ貰える?

勤めている企業によっては、

  • 死亡退職金制度
  • 見舞金制度
  • 厚生年金基金

などの福利厚生の制度がありますね!

金額や加入状況は、勤め先に確認しなければわかりませんが、生命保険に加入する前に必ず確認しておくべき事項となります!

残された遺族も働けます!

日本に住んでいるというだけで、仕事を選ばなければ簡単に働くこともできます!

遺族年金や団信によって月換算で20万円近いお金を受けとることができます!

そこにプラスして、月に10万円のぱーと収入があるだけで月収は30万円相当になりますね!

日本に生まれて住んでいるというだけで、これだけの保険に入っているんです!

生命保険に入ってなくても大丈夫?支出から考えてみよう!

残された遺族にとって必要なお金は、

  • 葬儀費用
  • 毎月の生活費
  • 子どもの教育費・学費

大きくは、上記の3つですね!葬儀費用については相場もピンキリで安く済ませようと思えばかなり安くできますね!

ここは夫婦間でしっかりと話し合って、どの規模の葬儀にするかをあらかじめ決めておきましょう!

問題は生活費と学費ですね!

毎月の生活費はいくら?

毎月、家計簿をつけている人なら生活費を計算することは簡単ですね。

ですが、家計簿をつけていなくても、だいたいの月の生活費はわかると思います。

*ちなみに、私はファイナンシャルプランナーですが、家計簿は推奨していません。そんなにミリミリ計算しなくても、生活費を大きく間違えることはないでしょう。

たとえば、現在の生活費が毎月25万円だったとしましょう。

しかし、夫が亡くなったとしたら

夫の小遣い

  1. 食費
  2. 衣類
  3. スマホ代

などがなくなりますね!

これだけで月に数万円は余裕ができるようになります。

今よりも生活費は安くなりますね!

子どもの教育費はいくら必要?

1人の子どもを育て、大学まで卒業させる場合、

全て公立の学校なら1,000万円前後、私立を考えると2,000万円前後になることもあります。

教育費のことを考えると、やはり生命保険を利用してまとまったお金が必要になります。

ただし、亡くなる前に貯金や資産運用をしていると、もっと少ない金額でも大丈夫ですね!

大切なのは、何も考えずに最初から全てを生命保険で補うという考えではなく、足りない部分を生命保険で補うことです。

生命保険は入ってなくても大丈夫!?

収入と支出を計算した結果、どうしても足りない部分があれば生命保険に加入することになります。

とはいっても、あくまでも『もしものリスク』に備えるものってことを忘れてはいけません!

では、『もしも』とは具体的にどれくらいの確率なのかを確認してみましょう!

人はなかなか死なない!

厚生労働省の『完全生命表』を確認すると、

現在30歳の人が50歳になるまでに死亡する確率は約3%です。

さらに3%の約3割が自殺による死亡となっています。

つまり、30歳の人が50歳になるまでに死亡する確率は約2%なんです!

この2%を高いと思うか低いと思うかは、人それぞれの価値観によって違いますが、そこまで敏感になるほど死ぬ確率が高いわけではないんです!

保険料と死ぬ確率を比べてみよう!

生命保険の月の支払い額は平均約3万円ほどです。

ということは1年間で36万円、20年間で720万円にもなります。

これだけのお金を保険料として支払い、2%の死亡率のリスクに備えるというのは、はたして正解でしょうか?

毎月3万円をウェルスナビなどの資産運用で運用した場合、年利5%で20年後には1,000万円を超えます!

保険料を考えるときは、月の支払い額で計算してしまいますが、長い期間でどれくらいのお金を支払うのかを計算してから、加入を考えていくことが大切です!

まとめ

生命保険に加入して良かったかどうかは『結果論』に過ぎません!

保険加入中に死亡しなければ、やらなきゃよかった…となりますし、もしも死亡すれば残された遺族は不謹慎かっもしれませんが保険に加入しておいてよかったとなります。

今現在、生命保険に入っていない人や、見直しを考えている人は、

  • 死亡したときにいくら必要か?
  • 他にお金を用意する方法はないか?
  • そもそも生命保険は必要なのか?

といったことを考えて加入を考えていきましょう!

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