月額5万円!?ひとり親になったら最初に確認したい児童扶養手当とは?

月額5万円!?ひとり親になったら最初に確認したい児童扶養手当とは?

これから離婚を考えている方

すでに離婚しているけど児童扶養手当を受け取っていない方

このような状況の人は、絶対にこの記事を読んでください。

勘違いしている人や、知らない人が多いのですが、

児童手当と児童扶養手当

この2つは全く違う制度です。

そして、ひとり親世帯の場合は、児童手当と児童扶養手当はどちらも受給することが可能なんです。

私自身、3人の息子のシングルファザーで、ひとり親世帯です。

私の場合は児童扶養手当の受給要件を満たしていませんでしたが、今後の収入によっては受給要件を満たす可能性も十分にあります。

あなたも、今は条件を満たしていなくても、将来の所得によっては受給条件を満たす可能性もあります。

ですので、ひとり親の方は「念のため」という意味もこめて、しっかりと記事を確認していってください。

ひとり親世帯に5万円ほど支給される児童扶養手当って?

児童扶養手当の対象者

対象者はひとり親

まずは児童扶養手当をもらう条件を確認しておきましょう。

よく間違われますが児童手当と児童扶養手当は、別物です。

児童扶養手当の条件には「ひとり親」がありますが、

児童手当にはひとり親という制限はなく、所得制限のみの制度になっています。

夫婦共働きでも児童手当を受給することも全然可能です

ちなみに、児童手当の所得制限は、子どもが2人だと年収が900万円ほどとなっており、かなり緩くなっていることがわかりますね。

で、児童扶養手当は母子家庭のみが対象となっていましたが、2010年からは父子家庭も対象になりました。

最近は、シングルファザーも珍しくないので当然の流れですよね。

所得制限もある

児童扶養手当のもう一つの制限は、所得制限です。

扶養児童の数 全部支給額 一部支給額
1人 87万円 230万円
2人 125万円 268万円
3人 163万円 306万円

児童扶養手当の申請をした時期によって違いますが(後述します)前年または前々年の給与所得控除後の金額によって決まります。

注意するのが、

年収や収入ではなく、「給与所得控除後の金額」によって決まるという点です。

源泉徴収票を見ると、「給与所得控除後の金額」という欄があるので、その金額を確認しましょう。

いくら支給?いつ支給?気になるポイントをチェック!

児童扶養手当の支給額は2段階になっています。

扶養児童の数 全部支給 一部支給
1人目 4万2500円 4万2490~1万30円
2人目 +1万40円 +1万30円~5020円
3人目以降 +6020円 +6010円~3010円

表を見てわかる通り児童扶養手当は、全部支給と一部支給にわかれていて、

支給される金額にかなりの差があることがわかります。

3人目以降は+6000円って…まぁ手当をもらえるのは、ありがたいことですよね。

給与所得控除後の金額から控除されるもの

控除とは、差し引くことですね。

児童扶養手当では基本的に、

社会保険料相当額をとして8万円が控除されます。

たとえば、源泉徴収票で、給与所得控除後の金額が90万円だとしたら、82万円になるということです。

この他にも、

寡婦控除や、勤労学生控除、医療費控除、小規模共済掛金控除なと複数の控除もあります。

これらの控除により、児童扶養手当が一部支給だったのが、全部支給になることもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

支給金額の計算方法をわかりやすく

全部支給の場合は、決まった金額が支給されることになるので、支給額の計算も子どもの数によって単純に加算していけばいいのですが、

一部支給は支給額に幅があり計算方法もわかりません。

ということで、

一部支給の計算方法をわかりやすく解説していきます。

まずは自分の所得額を知る

支給額の基本は、自分の所得額を知ることからですね。

給与所得者の場合は、源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」を確認しましょう。

確定申告をしている人は、確定申告書控の「所得控除後の金額」を確認します。

ここでは給与所得後の金額を150万円とし、子どもは1人の「2人暮らし」として計算していきます。

養育費をもらっていないか

養育費は給与所得控除後の金額に加算されます。

例えば養育費として月に3万円をもらっていたとしたら年間36万円になりますね。

この36万円に0.8を掛けた金額の28.8万円を給与所得控除後の金額に加算することになります

ということで、

150万円+28.8万円=178.8万円になります。

控除を確認する

だれでも控除できる、

社会保険料相当額として8万円を控除します。

ということで、

178.8万円ー8万円=170.8万円になります。

このほかにも控除できるものがあれば、この段階で控除しておきます。

一部支給か全部支給か確認する

所得制限の表がこの記事の上のほうにありましたね。

170.8万円で、扶養人数が1人の場合だと、表から一部支給ということがわかります。

計算していこう!

ここまでわかったら計算式にあてはめるだけです!

計算式は、

4万2490円(一部支給の上限額)-(年間所得ー全部支給の所得制限額)×0.0226993

今回の例を計算式に当てはめると、

4万2490-(170万8000円ー87万円)×0.0226993

=2万3467円

10円未満は四捨五入なので、

2万3470円が一部支給のひと月の金額になります。

子どもが2人の場合は?

子どもが1人の家庭だけなんてないですよね。2人や3人いることもあります。

私も3人の息子がいますし。

2人の場合の計算方法は、

1万30円(一部支給の上限額)-(年間所得ー全部支給の所得制限額)×0.0035035

となっています。

基本的には、1人のときと同じ考え方の計算式ですね。

一部支給の上限額と、係数を変えるだけです。

実際に金額を入れて計算してみると、

1万30円ー(170.8万円ー87万円)×0.0035035

=7094円

四捨五入して、

7100円

この金額が1人目のときに計算した金額に加算されます。

…いやいや、1人増えてこの額って…子育てなめてんのか?

もらえるだけありがたいですね!

3人目以降の計算方法は?

基本的な計算の考え方は同じです。

6010円(一部支給の上限額)-(年間所得ー全部支給の所得制限額)×0.0020979

こちらも計算していくと、

6010円ー(170.8万円ー87万円)×0.0020979

=4251円

四捨五入で4250円になります。

3人目以降は同じ計算式で計算していくことになります。

3人目で4350円の加算って…子育てしたことあります?もらえるだけありがたいですね!

慣れると簡単に計算できます

複雑に思えてしまう計算式ですが、慣れると簡単です。

自分がどれくらい児童扶養手当をもらえるか計算したい場合は、

「給与所得後の金額」

これだけわかればすぐに計算できるので、是非計算してみてください。

児童扶養手当はいつ支給される?

2019年11月までは、

4月、8月、12月に支給されます。

4か月に1回の支給になるので、先ほど計算した金額を4倍した金額が、それぞれの月で振り込まれることになります。

で、2019年11月からは、

2か月ごとに支給されることになります。

4か月に1回の支給よりも、2か月に1回の支給のほうが、実情にあっていますし、良い変更だと思います。

*2019年の11月だけは、8~10月分の3か月分が振り込まれることになります。

児童扶養手当で知っておきたいマメ知識

申請時期によって、所得の対象年がかわる

7月から12月に児童扶養手当の申請をした場合は前年の所得により審査され、

1月から6月に申請した場合は前前年の所得で審査されることになります。

離婚等によりひとり親になった場合は申請時期によっては夫婦のときの所得で計算されるので注意しましょう。

世帯全体の所得で計算される

実家に暮らしていたり、一緒に住んでいる人がいれば所得が合算されて計算されることになります。

例えば、実家で暮らしていると児童扶養手当は認定されないが、隣の家に暮らしていれば認定されるなんてこともあり得ます。

また、子どもに兄弟がいて、上の子がバイトをしたりすると、世帯所得が上がり児童扶養手当の所得制限に引っかかる可能性もあります。

年金も所得です

年金も所得税が取られているんです!

立派な収入ということですね。

ですので、児童扶養手当の所得制限を考える上で、年金も所得として計算することになります。

間違えている人も多いようなのでご注意ください。

母子手当って古い呼び方です

まだ母子手当といっている人もいますが、この母子手当は「児童扶養手当」のことです。

わかりやすいから、あえて母子手当と言っている人もいますが…。

私はシングルファザーなので、母子手当と言っている人には疑問を感じますし、母子家庭の方にも失礼だとも思います。

この記事を読んだあなたは「児童扶養手当」と呼びましょう!

まとめ

私自身が3人息子のシングルファザーなので、ひとり親世帯がどれだけ大変なのかわかっているつもりです。

児童扶養手当や就学援助制度など、教えてくれないけど「知っておきたい」ことはたくさんあります。

知っているだけで、経済的に全然違ってきますからね。

まとめとしまして、

  • これから離婚を考えている人
  • ひとり親だけど児童扶養手当をもらっていない人

まずは自分の所得を源泉徴収票で確認して、

受給できるのか?いくらもらえるのか?

を確認していきましょう!

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