債権とは?投資に必要な国債や外国債についてFPが簡単に解説します!

債権とは?投資に必要な国債や外国債についてFPが簡単に解説します!

投資に興味を持ちはじめたら『債券』という単語を目にすることが多いと思います。

債券は投資家にとっては当たり前のように使われる言葉で、あらたまって説明されることのないものです。そのため債券についてよくわからないまま投資などの資産運用を始めてしまう人もいます。

債権とは?投資に必要な国債や外国債についてFPが簡単に解説します!

債券は、資産運用を考える上で外すことのできないものです。

ポートフォリオを組む場合、必ずと言ってもいいくらい債券は組み込まれます。

ということで、

『なんとなく債券についてはわかってるつもりだけど・・・』という人も、もう一度債券について学んでおきましょう!

絶対に外せない!債券の基礎知識

債券とは、国や企業にお金を貸して、その貸したことに対する利子を受け取るものです。

債券という漢字から、あまりよくないイメージを持つ人が多いですが、上手く利用すれば資産運用の強い味方になってくれます。

債券は借金?

債券を発行するのは、国や地方自治体、企業で、日本だけでなく外国にも債券があります。

これらの団体は、資金を集めるために債券という『有価証券』を発行します。

投資家であるわたしたちは、お金を国や地方自治体に貸して、その証明として有価証券を受け取ります。

お金を貸しているのっで、定期的に利子も受け取ることができ、年数がたつと、貸していたお金もかえってきます。

私たちもお金を借りたら、利子を支払わなければなりませんよね?それと同じで、債券の場合は利子を受け取る立場になるってことです。

利率や年数は決まっている

債券は、あらかじめ利率(利子)と償還日(返済期限日)が決まっています。

たとえば、利率2%で5年満期の債券100万円の場合、

100万円×2%=2万円

2万円×5年=10万円

ということになります。

銀行に預けた場合はどうでしょうか?

定期預金の金利を0.3%として計算すると、

100万円を貯金した場合、5年後には101万5千円くらいです。

単純に貯金するだけであれば、債券で運用したほうが断然お得ってことになりますね。

国債

1番ポピュラーなのが国債ですね。

国債は、その名の通り国が発行する債券で、発行量も多いです。

投資には、リスクがありますが、国債はリスクが非常に低いのも特徴です。

少し話しがそれますが、投資におけるリスクは普段とは違った意味で使われます。

一般的に、リスクとは危険のような、マイナスの意味でのみ使われますが、投資ではマイナスもプラスもどちらの意味でも使われます。

別の言い方をするとリスクとリターンの振れ幅をリスクと言います。

銀行預金はローリスクローリターンなのでリスクは低いですが、FXや株はハイリスクハイリターンのものが多いためリスクが高いと言われます。

話しを戻して、

国債は国が破たんしない限り、元本割れをすることはありません。

国債の額面通りの金額を満期時に受け取ることができます。そのかわり、5年の国債は利率は0.05%と低い利率になっています。

ローリスクローリターンですが、貯金の利率が0.01%の現在では、5倍の金利になっているので貯金よりも有利と言えます。

社債

社債は、会社が発行する債券のことで、国債と同じように利率と年数が決まっていて、会社が社債を発行する場合は、証券会社を通して、投資家から資金を集めます。

社債の利率は、格付けによってきまっていて、格付けが低い程、リスクが高いとされるため、利率も高く設定されています。

ここでいう、格付けは『各格付け会社』が設定するもので、Moody’sやS&Pなどの格付け機関があります。

外国債券

外国の債券も購入することができます。

日本円で購入する際は円建て債券

外国のお金で購入する場合は、外貨建て債券と呼ばれます。

外貨建てで債券を購入するときは、そのときの為替相場により値段が変わってきますし、購入後も為替相場により、利息で受け取る金額も変わってきます。

債券の3つのメリット

債券には大きく3つのメリットがあります。

  1. 収益性
  2. 安全性
  3. 流動性

の3つです。

収益性は、債券の利率によるものと、債券を入手するタイミングによっても収益が生まれることがあります。

債券は、他の有価証券と同じように市場で売買をすることができます。

流動性のメリットにもなりますが、例えば5年固定の国債でも途中で売ってしますこともできるんです。

途中で売った場合は、値段が下がって元本割れする可能性が高いですが、突発的に資金が必要になった場合は債券を売ってすぐに現金化することができます。

この流動性は、債券を売るときにメリットにもデメリットにもなるものですが、逆に債券を買う場合はどうでしょうか?

100万円の債権を95万円で購入すれば、債券の満期時に100万円を受け取れることになるので5万円の利益になります。

また、債券に対する利息も満期日まで受け取ることができます。

収益性と流動性は密接に関係していることがわかるかと思います。

残りの安全性のメリットですが、これは前述したとおり、国債であれば元本割れをする可能性はほぼ0と言えます。

国が破たんするのはよっぽどのことであり、日本が破たんするとは考えられません。

しかし、社債や外国債の場合は、場合によっては元本割れの可能性もあります。格付け機関の『格付け』を確認して、リサーチすることが元本割れのリスクを回避する方法になります。

利付債と割引債とは?

債券には利付債と割引債と呼ばれるものがあります。

利付債は、その名の通り、利率がついている債券のことを言います。

5年固定の利率2%の国債であれば毎年、債券の額面の2%を毎年利息として受け取ることができます。

この記事で、ここまで紹介してきた債券は利付債になります。

割引債は、利率がついていない債券のことを言います。

利率がついていないなら意味ないじゃん!と思うかもしれませんが、割引債は、利率がない代わりに割安で購入することができます。

例えば、額面100万円の債権を90万円で購入したりできます。

この場合、債券の償還日に100万円を受け取りことができ、90万円で購入したときとの差額の10万円が利益として得ることができます。

債券のデメリット

当然ですが、メリットがあればデメリットもあります。

債券は証券会社から購入することになるので、手数料が発生しますし、投資信託で債券を扱う場合は信託報酬も発生します。

もともと、債券は利回りがそんなに高くないため、このような諸経費を考えていないと、思っていたほど利益を得ることができなくなることがあります。

また、償還日に必ずお金が戻ってくるとは限りません。

日本国債の場合はこのような心配はいりませんが、社債等は会社が倒産した場合、全てのお金が戻ってきません。

倒産しないにしても、支払いが遅れる場合もありますし、削減交渉により、債券の一部をカットされる場合があります。

倒産した場合は、会社更生法が適用された場合でも債券の20~30%ほどの金額しか戻ってこない場合があります。

このように、債券にもリスクがつきもので、安全性が高いとは一概には言えないので、リスクを理解して債券を購入するようにしてください。

債券はいつでも売却できるわけではない。

債券には流動性があり、市場で売却できると前述しましたが、ある一定の条件が必要になります。

債券を売る場合、売却先は債券の発行元ではなく、他の投資家になります。

そのため、売却しようと考えている債券に買い手がつかなければ売却することができません。

格付けの低い債券などは、リスクも高く元本割れの可能性を含んでいるためすぐに売れるとは限りません。

一方、国債などの信頼性が高い債券はすぐに売ることが可能です。

債券を買うときの注意点

債券は、発行市場と流通市場で購入することができます。

発行市場は、新規の債券を購入することができ、証券会社を通して購入することができます。

一方の流通市場では、途中で売却された債券の購入ができます。

流通市場にはたくさんの債券が出回っており、値段もさまざまです。利率や金額から利回りを計算して選定していくことになるので、手間がかかり個人投資家にとっては難しいものです。

しっかりと利回りの計算ができ、債券の良し悪しをしっかりと判断できる人でないと流通市場での取引はオススメできません。

債券の基本は、新規債券を購入して、満期まで持つことです。

満期まで持つことにより、債券の本来のメリットである安全性と収益性を保つことができるんです。

格付けをチェックする

債券を購入する場合に必ずチェックしておきたいのは、格付けです。

専門の格付け機関が調査をして『AAA』~『C』までの9段階で評価されています。

格付け機関によっては若干、表記が違いますが同じように見てもらって大丈夫です。

こちらは『Moody’s』という格付け会社です。

最もメジャーな会社の1つです。

こちらは『S&P』という格付け会社です。

S&P500という言葉を目にしたことがある人は多いかと思います。

アメリカの大型株500個で構成されたもので、投資の神様であるウォーレン・バフェット氏も強く信頼しているベンチマークになっています。

格付け9段階のうち、上位4つの段階の評価を得ているものを投資適格格付けと言い、下位5段階の評価を受けているものを、投資不適格格付けや、投機的格付けと呼ばれています。

まとめ

債券は、投資をするうえで必ず出てくる単語ですね。

ポートフォリオを組むときには必ず債券が組み込まれてきます。

それだけ、債券に対する信頼性が高いとも言えますが、ポートフォリオに組まれる債券は日本国債がほとんどです。

国債を始める場合は、日本国債からはじめ、満期まで保有することを念頭に考え運用するようにしていきましょう。

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