投資を始めるための初期費用は、数十万~と思っている人も多いですが、実は、投資はもっと手軽で身近なものなんです。
1か月1万円、1か月1000円から始めることだってできるんです。
中には、5円から投資を始めることができるサービスまであります。
投資は、始めるハードルが高いと思われていますが、少額でもできる投資の方法について紹介していきます。
投資を手軽に始めよう!少額から始められる投資の方法
オススメは投資信託
少額で投資を始めるなら、絶対にオススメしたいのが投資信託です。
というか、コレしかないです!
投資に関する専門的な知識や経験が必要なく、少額から投資を始められる点がメリットとなります。
投資は資産を効率的に増やす方法
投資というと、株式投資を思い浮かべるのではないでしょうか?
こんな感じで、パソコンの画面とにらめっこをしたり、チャートを分析するイメージですね。
また、短期間で億単位を稼いだり、逆に短期間で資産のほとんどを無くしてしまったり。
確かに投資スタイルによってはこのような方法もありますが、これはごく一部の人だけで、リスクがあまりにも高すぎます。
私たち一般人が目指す投資スタイルは、トレーダーと呼ばれる投資の専門家ではなく、長期的にコツコツと資産を確実に増やしていくスタイルです。
重要なのは、
長期的にコツコツ増やすことで、そのスタイルにピッタリなのが投資信託なんです。
投資信託って?
投資の世界では多くの専門用語が出てきて、普段の生活では耳にすることのないような言葉だらけで、最初のころは頭の中がぐちゃぐちゃになることも。
投資といっても、
株式、債券、リート、先物、為替などなど。
たくさんの種類があり、それぞれの勉強をしっかりとしないと、資産を減らしてしまう可能性が高くなってしまいます。
資産を増やす可能性を少しでも高めるためには、常に情報を集めたり投資先を見直したり、国内の経済や政治はもちろん、海外の情報もしっかりと集めて分析をしなければなりません。
しかし、投資信託では、上記のような労力を抑えて投資をすることができます。
投資信託では、自分の資産(お金)を、投資信託を運用している『投資のプロ』に預けることになります。
お金を預けるだけで、投資のプロが様々な分析を行い運用してくれることになるので、投資に関する専門知識がなくても投資を始めることができるわけです。
投資信託のメリット
前述したメリット以外にも、投資信託にはメリットがあるんです。
分散投資が簡単にできる
資産を1つに集中させずに、さまざまな種類に分散することを『分散投資』といいます。
投資の基本で、『分散投資』は絶対に意識しなければなりません。
たとえば、ある銘柄(A会社)にだけ投資をしていた場合で考えてみましょう。
A会社が儲かっていてるときは、株価も上昇しますし、配当金も積極的に出してくれるでしょう。
しかし、A会社が倒産してしまったら、保有していた株式は『紙切れ』と同じ価値になってしまいます。
このように、1つの銘柄にだけ投資をしていると、リスクを分散することができなくなり、安定的に資産を増やすことができなくなってしまいます。
『卵は1つのカゴに盛るな』は有名な投資格言ですが、まさにその通りですね。
では、投資信託に投資することで、分散投資のメリットがあるとはどうゆうことでしょうか?
投資信託は、
国内株式20%、国内債券30%、先進国株式30%、先進国債券20%
といったように様々な投資先で構成され、それらがパッケージ化されたものになっています。
組み入れる『投資対象』は、投資信託によって違い、様々なテーマのものがあります。
1つの投資信託に投資するだけで、様々な投資先に投資したことと同じ効果が得られるので、分散投資のメリットを享受することができるようになります。
私たち、一般人が分散投資をするには専門的な知識も必要になりますし、資産を分散させるための、そもそもの資産も多く必要になってきます。
少額で購入できる
投資には最低でも数十万円の資金が必要と言われていますね。
例えば、トヨタ自動車は1株7000円前後となっています。
株式は多くの場合で、100株単位で購入しなければなりませんので、
7000円×100株=70万円
1つの銘柄を保有するためには最低でも70万円が必要となります。
ソフトバンクは、1株1万円前後になっているので、100万円が最低購入額となります。
投資を始めるには、まとまった資金が必要と言われるのはこのためですね。
1つの銘柄でこれだけ高額なので、分散投資なんて通常はできないです。
しかし、投資信託の場合は少額で始めることができます。
10万人から、1人1万円を集めれば10億円になりますよね。
投資信託は、投資家から集めた10億円を使い、様々な商品に投資を行っていきます。
投資信託が少額で始めることができ、分散投資ができるのはこのような仕組になっているからなんです。
投資額は月に1万円からが一般的な金額ですが、1000円や100円、5円で始めることができる投資信託もあります。
コチラは5円から投資をすることができるサービスで、『毎日のお買い物のおつり』で投資をするというユニークな方法が話題になっていますね。
コチラは、1000円から投資を始めることができ、AppleやAmazon、Coca-Colaなどの誰もが知っている海外の超有名企業に投資できることで注目を集めていますね。
iDeCoも少額から始められる
確定拠出年金のことをiDeCo(イデコ)といい、税制上でかなり有利になるなどの制度のことですね。
詳しくは、
公的年金の上乗せの制度で、60歳まで長期でお金を積み立てていきます。
積み立てたお金は投資信託等で運用しながら増やしていき、60歳になると積み立てたお金を年金として切り崩していきます。
掛金の全額が所得控除されるので、効率的に資産を増やすことが可能な制度になっています。
5000円から毎月、積み立てることが可能で、少額から始めることができます。
投資信託を始める方法
投資信託は、前述したように初心者の人や投資未経験の人にオススメの投資先になります。
そこで、投資信託で投資を始める方法について紹介していきます。
まずは証券口座を開設する
投資を行うためには、証券口座を開設しなければなりません。
店頭に出向いて口座を開設する方法もありますが、オススメはネット証券です。
手数料などのコストが低く、スマホやパソコンがあれば手続きを行うことができます。
オススメは、大手の証券会社で、楽天証券やSBI証券、松井証券などです。
大手をオススメする理由は、手数料無料となっているためです。
投資をする際、手数料は思っている以上に重要です。
コチラの記事では、手数料無料が絶対条件として話を進めています。
手数料無料(ノーロード)の証券口座を開設するようにしましょう。
NISAも同時に申し込む
NISA制度は、少額投資をするなら是非とも利用したい制度ですね。
投資によって得られた利益が非課税になるため初心者は是非、検討してもらいたいものです。
証券口座の開設申し込みと同時にNISAも申請すると手続きも楽になりますね。
iDeCo(イデコ)で始める
イデコの魅力は、
- 掛金の全額を所得控除
- 運用による収益も非課税
この2点が最大のメリットとなります。
例えば、配偶者と子ども2人を扶養している場合、毎月2万円を掛金として積み立てていくと年間で73000円の所得控除を受けることができます。
つまり、2万円×12か月=24万円
24万円を積み立てて、さらに73000円が控除され、手元にお金が戻ってくるんです。
約17万円の積み立てで、24万円分を積み立てたのと同じ効果を得られることになるわけで、利回り約30%にもなります。
通常、これだけの利回りを達成するのは相当な難易度です。
また、イデコは積み立てるだけでなく、運用するものです。運用によって24万円が25万円になったりします。
このとき1万円が運用益となり、所得税として約2000円が控除されてしまいますが、イデコでは、この運用益も非課税になっています。
このように、メリットが大きいイデコですが、60歳まで積み立てることになるため、途中解約ができないのがデメリットとなります。
すぐに使う予定のない資金があれば、イデコを利用するのもアリですね。
イデコとNISAは、どちらも『非課税』で投資することができる制度で、どちらを利用するか迷ったときは、コチラの記事を参考にしてみて下さい。
トラノコやワンタップバイを使う
この2つのサービスはスマホだけで手軽に投資できるもので、どちらも超少額から始められるのが特徴です。
ワンタップバイは1000円から、トラノコは5円から始めることができるため、リスクが小さく初心者にオススメの投資方法といえます。
直接、運用会社から買う
投資信託は通常、
証券会社に口座を開設し、その後、取り扱っている投資信託の中から選んで購入する。
というステップになります。
そのため、証券会社が『販売手数料』としてマージンを取っている場合も多いのですが、投資信託を直接、運用会社から購入する方法もあります。
この方法であれば、販売手数料等がかからなくなりますし、直接購入できるので、その他の手数料も低く抑えることも可能です。
直接、運用会社から買うという方法はあまり知られていませんが、大手の金融機関も実施するようになってきてひそかに注目を集めています。
投資を始めるために必要なもの
投資は、今すぐやろう!と思ってもできません。
手続きがあり、早くても2~3日はかかり、長い場合だと1か月近くかかってしまうこともあります。
できるだけ早くスムーズに投資を始めるために、必要書類をあらかじめ用意しておきましょう。
- スマホかパソコン、タブレット
- 身分証明書
- マイナンバーカード(通知カード)
この3つで投資を始めることができます。
注意が必要なのが『マイナンバーカード』です。
普段、あまり使わない人は所在がわからなくなっている場合もあるため確認しておきましょう。
手元にない場合は、コチラの記事を参考にすると上手く対処できるかと思います。
まとめ
今まで投資をせずに『銀行預金』だけで資産を運用していた人が多くいますが、これからは『投資』が資産運用のキホンともいえるようになってくるでしょう。
投資は、素人が手を出すものじゃないと思われて、始めるハードルが高かったのですが、最近では1000円あれば十分に投資を始めることができる時代になってきました。
少ない金額だと、得られる運用益も少なくなりますが、失うお金も少なくてすみます。
投資に興味が出てきたり、始めてみたいと思っている人は、まずは『少額』から投資を始めてみるのはどうでしょうか?